インドで中国を破り日本が受注した新幹線! 次は、浮上式リニアの時代へ
Global News Asia / 2015年12月25日 6時4分
ドイツも古くから浮上式リニアモーターカーの開発を進めており、中国にはそのシステム・インフラが輸出され、営業運転も実施されています。ところが、この方法は8mmしか浮上しないため、地震などの災害発生時には甚大な被害をもたらすとの懸念があります。そのためか、中国以外では実用運転されていません。
超伝導を採用した日本のリニアモーターカーは約10cm浮上することから、災害発生時の安全性は格段に高いのです。電気使用量が大きいという欠点はありますが、高速列車の鉄道事故は一度発生すると数百人単位の尊い人命が失われます。日本のリニアは災害が多い自国の弱点を克服するために長い期間かかって開発された極めて優れた技術なのです。2015年には時速604kmを記録して世界の鉄道関係者を驚かせています。
ところが、実用化(営業運転)されていないため、輸出にはつなげられていません。2027年に開業が予定されている品川~名古屋間の中央新幹線(超伝導式リニアモーターカー)は、国費を投入してでも、開業を前倒しする必要があるのではないでしょうか。JR東海は自前での整備を望んでいますが、超伝導リニアこそ、オールジャパンで臨むべきプロジェクトなのです。
新幹線計画が発表された時も、世界の鉄道関係者はその実現性に懐疑的でしたが、東海道新幹線の開業、そしてその後の安定した輸送実績は鉄道復権の起爆剤となり、その後の世界の交通体系の在り方さえ変えてしまったのです。
日本の鉄道インフラ輸出を長期的に進めるには、実用化された超伝導リニアを実証材料としてリニアの売り込みも進めていくべきなのではないでしょうか。日本の新幹線技術は国際的に高い評価を得ていますが、やがては色あせます。リニア技術の海外輸出を国策として押し進めていくべきなのではないでしょうか。
【編集 : 高橋健二】
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