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【ラオス】南部の世界遺産ワット・プーのフェスティバルが18日から開催

Global News Asia / 2016年2月14日 11時0分

前回のワットプーフェスティバル。灯明が灯る夕刻は幻想的な光景が広がる。(岩月祐二氏 提供)

 2016年2月14日、ラオス南部チャンパサク県の世界歴史遺産ワット・プーで恒例のフェスティバルが18日から22日まで開催される。

 ワット・プーでのフェスティバルは、毎年仏歴第3月の満月に行われる。今年は18日から22日に開催される事になった。フェスティバルには、ラオス全土とタイからの観光客が多く訪れるが、県観光課によればホテルなどにはまだ空部屋があるとのアナウンスが発せられている。

 プーとはラオス語で山を意味しており、その名の通り小高い山の中腹にまで建造物が配置されている。またラオスの国花チャンパーが周辺で一番咲き誇る時期でもあり、その光景を一度見るのがラオス人の夢でもあると言う。

 ラオス南部カンボジアとタイに国境を接するチャンパサク県にはラオス第2の世界遺産ワット・プーがある。クメール様式の建物は、クメール文化初期に建造された歴史的な建造物。

 ワット・プーは、建造当時はヒンズー教またはバラモン教を祀っており、境内の参道にはリンガが並び立っている。クメール人が去った後に、ラオス人によって仏像が安置されたというユニークな歴史をも併せ持った寺院としても知られている。世界遺産として世界各国から建造物の修復作業チームが訪れており、日本からも毎年大学生を中心としたグループが修復作業に訪れている。
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】

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