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フィリピンが勝利した「南シナ海・仲裁裁判」中国は恨み節

Global News Asia / 2016年7月13日 17時21分

フィリピンは、日本の自衛隊から5機のプロペラ小型機(TC-90練習機)を借り受け、南シナ海を中心に中国の侵略監視のために使用する(防衛省提供写真)

 2016年7月13日、フィリピンが提訴した南シナ海をめぐる領海問題で仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)は、中国の主張を全面的に否定する判断を昨日示した。中国はこれほど明確な判決が出ることを予想しておらず、世界からならず者国家とみられることを危惧している。大国の驕りが災いした。

 中国国内では、海外テレビメディアが判決のニュースを伝える放送を遮断するなどしている。また、仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)の判決に、フィリピンに有利な判決が出るよう日米が協調して、人事工作に暗躍したと伝えている。

 この判決で、中国の主張(独自に設定した「九段線」という境界線をもとに、南シナ海ほぼ全域の領有権は中国にある)に根拠がないことが公になったが、裁判自体が成立しないというのが中国の立場だが、フィリピン新大統領を懐柔する手段に力を入れそうだ。

 判決前から、駐フィリピン中国大使がマニラークラーク間の鉄道建設をちらつかせるなどして、接触を密にしている。
【編集 : FP】

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