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【タイ】国際路線があるタイの鉄道 バンコク-バタワース行き

Global News Asia / 2016年8月1日 9時0分

バンスー分岐駅から南本線へ入っていく35番列車(撮影:高田胤臣撮影)

 2016年8月1日、タイ国鉄は慢性的な資金不足からサービスや路線の改善が進んでおらず、不人気の悪循環にある。そんな状況だが外国人には人気が高く、特に日本の鉄道ファンからは昭和の時代のようであると評判だ。

 バンコクのホアランポーン駅から北部のチェンマイ、東北部はノンカイ、ウボンラチャタニー、東部はアランヤプラテート、南部はハートヤイ(ハジャイ)などに時間はかかるが格安で移動できる。さらに、大陸にある国らしく国際路線もあり、主にマレーシアやシンガポールまで鉄道で移動することができるようになっている。これは島国の日本では味わえない旅情であり、一度は乗ってみたいものとなる。

 例えばバンコクのホアランポーン中央駅を14時45分発の35番列車は、タイ王族の保養地ホアヒンや南部の街スラタニーやハートヤイを経由してバターワースまで行ける。バターワースはマレーシアの海辺の州で、対岸にはリゾートとして人気の高いペナン島がある。

 国際列車の中にはアジアのオリエンタル急行ことイースタン&オリエンタル・エクスプレスこそ豪華な車両であるが、35番などのこういった国際列車はあくまでもタイ国内で走る普通の車両と同じだ。それもまたなんだか不思議な気がして旅情をそそられる。

【執筆 : 高田胤臣】

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