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【タイ】バンコクの鉄道建設に円借款1699億円

Global News Asia / 2016年10月5日 11時0分

開通したばかりのパープルラインは、タイで初めて日本の車両と運行管理が導入された

 2016年10月5日、日本政府はこのほど、タイの首都バンコク首都圏の都市鉄道路線レッドラインの建設事業に対して、第3期分として総額1668億6000万円の円借款を供与すると発表。去る9月30日にバンコク都内でタイのアピサック財務相と佐渡島志郎駐タイ大使が書簡を交換した。

 今回の円借款の対象となるのは、都内バンスーからバンコク北部に隣接するパトゥムタニー県ランシットを結ぶレッドラインで、全長約26キロ、8駅。並行するタイ国鉄の高架化も一体として実施するもの。

 今年3月、住友商事、三菱重工業、日立製作所が鉄道システム一式の設計建設を約1120億円(約324億バーツ)でタイ国鉄から受注していた。

 レッドラインは、2020年完成予定で、途中にはドンムアン国際空港もあり、観光客の利便性も向上する。
さらにスワンナプーム国際空港へ乗り入れるエアポートリンクが、バンスーまでの延伸を計画しており、2空港を結ぶ鉄道は早期の実現が待ち望まれている。
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】

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