【カンボジア】小学校で下水道啓発イベント=JICA
Global News Asia / 2018年3月8日 9時15分
2018年2月22日、JICAカンボジア事務所が発行するカンボジアだよりNo78に『小学校で下水道啓発イベント』と題する記事が掲載された。
(記事)子供たちに下水道の大切さを理解してもらおうという啓発イベントが2月10日、プノンペン都内のチェイチュムネア小学校で開かれました。主催したのは、プノンペン都公共事業運輸局と北九州市で、公共事業運輸省、JICA、日本の国土交通省が後援しました。
イベントには4年生と5年生約260人と、地域の住民たち約100人が参加しました。参加者は、水の環境や下水をテーマにした古典漫才を楽しんだ後、「下水道クイズ」に挑戦しました。その後、全員がゴミ袋を持って、小学校の前を流れるトラベック水路の周辺のごみ拾いをしました。
プノンペンの街中を流れるトラベック水路は、汚れがひどく悪臭を放っています。北九州市上下水道局海外事業部の神野右文さんは、「遊びやゲームを楽しみながら、下水道の問題を身近に感じてもらいたい、という願いで小学校の啓発イベントを開きました。家に帰って大人にも伝えてもらえると期待しています」と話しています。
海外での「水ビジネス」の展開に取り組む北九州市は、カンボジアでも1999年以降、さまざまな形で上下水道の整備支援をしています。今回は、インフラ整備だけでなく、使う人たちの意識を高めることで、整備した上下水道をより有効に活用してもらおうと、啓発活動が実施されました。
【編集 : AY】
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