【ミャンマー】ロイター記者を正式起訴 釈放ならず、問われるスーチー政権下の司法の独立
Global News Asia / 2018年7月10日 9時15分
2018年7月9日、ロイター通信のミャンマー人記者2人が国家機密法違反の疑いで逮捕された事件で、ミャンマーの最大都市ヤンゴンのインセイン裁判所は、同日の予備審問でワロン記者(32)、チョーソーウー記者(28)を正式に起訴した。最初の公判は7月16日と17日に行われる。
これまでの予備審問では、事件にかかわった警察官が「2記者の逮捕は仕組まれたものだった」と証言しており、裁判所が正式起訴せずに審理を打ち切り、2記者を釈放することを期待する声が強かった。判決が出るまでにはさらに数カ月がかかる見通しで、その間2記者は拘束され続けるとみられる。
報道や弁護側の主張などによると、ラカイン州問題を取材していた2記者は2017年12月、警察官から誘われて食事を共にした際、警察官側から書類を渡された。レストランを出た直後に別の警察官の職務質問を受け、逮捕されたとされる。2018年4月の予備審問では、警察官の一人が「逮捕は仕組まれていた。上官から命令された」と証言。このため、不当な逮捕だとして、英字紙ミャンマータイムズが「司法の独立が問われている」との内容の記事を7月9日付で掲載するなど、同日の審理打ち切りと2記者の釈放を求める声があがっていた。
同日、2記者は「記者の仕事をしていただけだ」と無罪を改めて主張。罪状を認めれば釈放される可能性もあったが、弁護側は最後まで争う方針だ。
【取材/執筆 : 茂野新太・北角裕樹】
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【袴田巌さん再審】14回目公判で弁護側と検察側の立証がすべて終結し5月に結審へ…ポイント解説(静岡地裁)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2024年4月24日 19時3分
-
【速報】トランプ前大統領が出廷 「不倫口止め疑惑」の審理始まる 検察側冒頭陳述へ 口止め関与疑いの支援者が最初に証言の見通し
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年4月22日 22時43分
-
【袴田さん再審】大詰め迎えた裁判13回目公判は“犯行着衣”とされる衣類の血痕「DNA型鑑定」審理…若狭弁護士が解説(静岡地裁)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2024年4月17日 18時36分
-
〈浅草・4歳児毒殺〉逮捕された夫が丸坊主姿で法廷に登場「これまで精神病と診断されたことはない」「鑑定留置は不当」担当弁護士は「(娘への殺害容疑は)無実を主張している」妻についても言及
集英社オンライン / 2024年4月10日 19時54分
-
なぜ私は逮捕されたのか「乳児の父親は無罪」判決が指摘した医師の不自然な対応と沈黙する病院
RKB毎日放送 / 2024年4月9日 15時4分
ランキング
-
1真榊奉納を「断固非難」=ロシア
時事通信 / 2024年4月25日 21時22分
-
2新防衛戦略の策定提案へ=「欧州、属国集団にあらず」―仏大統領
時事通信 / 2024年4月25日 22時43分
-
3米軍がニジェールから撤収へ アフリカの過激派監視拠点 ロシアは軍事顧問派遣、強まる影響力
産経ニュース / 2024年4月25日 17時18分
-
4エレベーターが20階から落下、1人死亡=当局「品質には問題なし」―中国
Record China / 2024年4月25日 23時0分
-
518か国の首脳が共同声明 イスラム組織「ハマス」に人質の即時解放求める
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年4月25日 23時17分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください