【タイ】人気旅番組の主題歌が決まった日本のバンド「バス★ロビ」がタイの祭り会場でコンサート
Global News Asia / 2018年12月23日 9時15分
2018年12月6日、日本のバンド「バス★ロビ」が、バンコクで父の日を祝う祭り会場でタイの有名歌手と同じステージに立ち、居合わせた観客から暖かい声援を受けた。
12月5日は、ラマ9世の誕生日にちなんでタイの父の日とされ祭日となっている。その前後10日間に渡って、祝賀としての催し物がバンコクのアチコチに特設される。一見すれば、それは日本の縁日のようで、沢山の物販や飲食の屋台が立ち並び、一角には仮設の移動遊園地もあり、小さな観覧車や射的などで親子連れが楽しむ光景が繰り広げられている。さらに会場の一角には夜毎に有名歌手たちが歌うステージが設営され、そこはビヤガーデンとして赤ら顔の観客たちがお気に入りの歌を聴きながら、リズムに身を委ねて時には立ち上がって踊ったりしている。
バス★ロビは、2012年ユニバーサルミュージックから「オリーブの木」を発表。来年には結成10年を迎える。ボーカルのRYO-KO、ギターのU.G.とベースKENSHILOWの3人組ポップス&ロックバンド。毎年この時期に来タイを続け、5度目の来タイ。今回タイで人気のTV旅番組TADAIMAが来年2月からスタートする新シーズン主題歌を歌うことが決まった。これまでは、主に日本人居住地域のライブスペースや日本料理店などで演奏をしていたのだが、今回はローカル度満点なホイクワン市場近くの運動場に特設された祭り会場の特設ステージに乗り込んだ。
11月30日にバンコクに着いたバンド一同は、会場となる祭り会場を現地コーディネーターと訪れ、主催者に演奏させてくれるよう直談判。その熱意とタイの番組で主題歌を歌うことにも関心を示したようで、主催者側もタイ最大手グランミー社所属の人気歌手ラムヨン・ノンヒンハーオさんが公演する日なら、観客も集まるし、いいだろうとの配慮もしてくれ、バンドの面々はその温かい歓迎ぶりを素直に喜んでいた。
そして、当日のステージではタイ人観客を前、番組主題歌に決まっている新曲「It's a piece of cake!」(作詞:RYO-KO、作曲:たかはしごう、編曲:たかはしごう)と同番組挿入歌「僕は星」(作詞曲:RYO-KO、編曲:たかはしごう)のほか、たった1ヶ月で覚えたというアニメの主題歌をタイ語で歌った際には、会場は大歓声に包まれた。日本のアニメはタイでも大人気でほぼ全てのタイ人も知っているため、一緒に口ずさむ観客も見られたが、持ち時間はあっという間だった。
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