【ミャンマー】著名映画監督の裁判進む 国軍批判のミンティンココジー氏 肝臓がんでも保釈認められず
Global News Asia / 2019年5月25日 9時15分
2019年5月23日、国軍を批判したなどとして逮捕されたミャンマーの人権派映画監督のミンティンココジー氏の4回目の予備審問がヤンゴンのインセイン裁判所であった。これまでの予審で同氏は、フェイスブックに国軍や憲法を批判する書き込みをしたとして、サイバー空間での中傷などを禁じる電気通信法66条d項や、軍の反乱などの要因になりうる言論を禁じる刑法505条a項に違反すると追及されている。
ミンティンココジー氏は4月中旬に逮捕された。数カ月前に肝臓がんの手術を受けて健康状態が懸念されるため、弁護側が保釈を求めたが認められていない。この日の審理では弁護側が、ミンティンココジー氏のフェイスブックの書き込みが普段から辛辣な内容が多いことから、とりわけ軍を批判する意図はなかったと主張した。
ミャンマーでは今年の春ごろから、ジャーナリストやクリエイターの摘発が相次いでいる。ミャンマーの伝統的なラップであるタンジャで国軍を批判したとみなされた楽団員らが逮捕される事件も起きている。
【取材/執筆 : 北角裕樹】
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