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フィリピン・セブ『貧困スラム支援20年、NGO「HOPE~ハロハロオアシス」』コロナ禍で厳しさ増す

Global News Asia / 2020年9月11日 6時0分

 久しぶりのちゃんとした食事を心待ちにしています。みんな、飢えています。それが、今ここにある、現実です。

 それなりにうまくコロナをやり過ごし、なんだかんだいっても平和な日本には、関係のないことですか?

 世界のどこか遠い国で起こっている現実味のない出来事ですか?

 でも、これが現実なのです。飛行機に乗れば6時間程度の場所の、紛れもない、今、この瞬間の姿です。

 そんな厳しい現実のなか、幼い子どもたちは、おそらく、今、世の中で何が起きていて、どうして毎日のご飯がちゃんと食べられないのか、よくわかってもいません。

 もしできたら、そんな子どもたちの、心の叫びを感じて下さい。少しでも耳を傾けて、現実を直視してみて下さい。

 コップや食器を持って人々が集まってきます。 家のなかも外もそんなに変わりはないので、そのまま外で食べます。 そして、ここでは、世の中の流れに取り残され、政府の支援も届かず、奇跡も何も起きないまま、飢えて死んでいくとしても、人々は、それを受け入れるしかないのです。
いったい何に希望を見出していいのかもわかりません。

 そして、もちろん自分にだって、何も起こすことなんかできません。こんな小さなことしかできません。でも、こんなことしかできなくても、こんなことが、この、飢えた人々にとって、とても、必要なのです。

 とても、とても、大切なのです。

 目の前で消えていく命を、少しでも、できるかぎり、救いたい。ただ、それだけです。」
【編集 : Eula Casinillo】


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