海の安全を脅かす「武装化漁民、中国海上民兵は無法な戦闘部隊」
Global News Asia / 2021年7月10日 18時0分
2021年7月、中国共産党誕生100年。中国の習近平国家主席は「尊敬される中国のイメージを作り上げるよう努力すべきだ」と述べ、国際的なイメージアップなどをはかるよう指示しているが、世界は俺のものだという中華思想が見え隠れしている。
中国は自国の利益のために、他国を欺くこと、騙すことは普通の戦略だ。海の安全は悪化する一途だ。
中国海上民兵は武装化の漁民で中国人民解放軍(PLA)の支配下になる。この組織は1950年代に中国水産当局が各地方の漁船を集団化し、漁場の境界線を確定した時に出現した。中国海警と海軍の活動を積極的に補助して、海域の主権を押し付ける。先頭部隊だ。
2019年、アメリカ海軍大学トシ・ヨシハラ教授によると中国海上民兵が1974年に、ベトナムのパラセル諸島の占有に参加した。中国漁船402と407番号が乗組員をDuncan島に上陸させるとRobert島に水産加工場を設立した。
中国軍をWoody島(パラセル諸島の一番大きい島)からDuncan島、Robert島とDrummond島に運んで上陸させると同時に中国軍のパラセル諸島の侵攻をサポートした。
402と407漁船は引き続き中国軍を大陸から軍隊を運んで占領した島々に駐留させる。この2隻は、中国海上民兵漁船は普通漁船にカモフラージュして偵察。占領しパラセル諸島及び岩礁は中国のものだと主張する。
この10年、中国は海上民兵漁船を増強し、その活発な活動による“灰色の海域”または“ハイブリッド紛争”の不安が増す。2019年、中国の海洋調査船”海洋8“はベトナムの大陸棚と排他的経済水域(EEZ)に侵入。
1995年にスプラトリー諸島のミスチーフ礁(Mischief Reef)と2012年スカボロー礁(Scarborough Reef)を占拠。中国海上民兵漁船は積極参加して偵察し、占領し、海警と海軍の干渉するきっかけを作る。
今年3月に200隻以上の中国海上民兵漁船と思える漁船が何週間もスプラトリー諸島のWhitsum Reefに集まり係留されていた。
Whitsum Reefは南シナ海の係争する海域であるがどこの国も占領していない。Whitsum Reeに対する中国の行動は多く国が懸念して反対の声を上げる。
フィリピンのデルフィン・ロレンザーナ国防相は4月4日に「この海域に中国海上民兵は連続に出現するのは過去ミスチーフ礁(Mischief Reef)とスカボロー礁(Scarborough Reef)の占拠した時と同じ意図がある」、ベトナム外務省のスポークスマンは「Whitsum Reeにある中国漁船はベトナム主権を侵犯する、海岸国家の領海に船舶活動の国際公約規定に違反して、中国と東南アジア諸国連合の間に南シナ海における関係国の行動宣言(DOC)に逆行する。
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