【タイ】プラユット首相がテレビ演説で、11月開国や店内飲酒解禁へ向け検討を指示
Global News Asia / 2021年10月12日 17時30分
2021年10月11日夕方、タイ政府プラユット首相はテレビ演説の中で、11月からの開国について言及。具体的な検討をするように指示したことを明かした。また、最初は低リスク国からの入国のみを対象とすることもあわせて表明した。
タイのプラユット首相は、演説の中で以下について新型コロナ状況管理センター(CCSA)に検討に入るように指示をしたことを表明した。
・11月1日から検閲隔離を不要とする。ただし、低リスク国からの空路入国で、規定回数のワクチン接種を完了。出発前PCR検査で陰性であることが条件。また、入国後PCR検査を実施し、陰性であれば国内を自由に移動できる。
・低リスク国対象は10カ国(米国、英国、ドイツ、シンガポール、中国など)で、12月から追加拡大する。リスト外の国からは従来通り。なお、日本が低リスク国に含まれているのかについての言及はなかった。
・12月1日までに店内での飲酒を可能にして、遊興施設の営業も再開することで観光の後押しとする。
・この処置で一時的にぶり返しがあるかも知れないが、年末年始の観光シーズンに向けて慎重にコントロールできるかを見極めていく。
・コントロールの難しい新種ウイルスなどが発生した場合は、適切な対応を行う。
タイのプラユット首相は、以前6月半ば頃のテレビ演説の中で、120日後には開国すると表明していた。それからちょうど4カ月になることから、今回の表明となったとみられている。また、疲弊する国内経済のためにも、ある程度のリスクを覚悟の上で実行に移すべき時だとも語った。
なお、これまでに発表されているサンドボックス制度の拡大との関連などは、具体的に触れられていない。首相の指示を受けたCCSAでは、こうした点との関連も含めて検討されるものと見られる。
【編集 : KK】
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