【タイ】人身売買容疑=乳幼児を連れた日本人男性、2回タイを出国しカンボジアへ

Global News Asia / 2014年8月9日 7時46分

不可解な点が多いとして、軍と警察が乳幼児9人を保護。日本人の父親はマカオへ逃亡した可能性があり、乳幼児を抱いて2回カンボジアへ。タイ人女性は、「日本人女性が、11カ月の乳児を国外に連れ出す計画があった」と証言。(資料写真・カンボジア ポイペット)

 2014年8月8日、タイメディアによると、警察は5日、バンコクのマンションの部屋から、身元不明の乳幼児9人を保護した。

 この問題で、父親と名乗る日本人は24歳で、7日未明タイを出国してマカオに向かった。警察はこの男性から事情を聞くため行方を追っている。この男性は、日本とカンボジアの2つのパスポートを持っており、2年間で66回タイに入国していた。日本のパスポートで52回、カンボジアのパスポートで14回。7月6日に乳幼児を連れてタイを出国し、カンボジアに入国したが、7月26日にタイに入国した時には、乳幼児を連れていなかった。

 出入国管理のシステムは各国ごとの運用で、7月6日にカンボジアに入国してから、7月26日にタイに入国するまで他の国に行っていたかどうかは、今のところ分かっていない。タイの出国の記録から、7月6日にタイを出国した乳幼児は、日本のパスポートを所持しており、苗字はこの男性と同じだった。3月にも同様に、別の乳幼児を連れて、タイを出国しカンボジアに入国していた。

 タイでは代理出産は近親者だけにしか認められていない。商業目的の代理出産は禁止されているが、グレゾーンで外国人向けの代理出産が行なわれていることがある。代理母を引き受ける多くのタイ人女性は、違法行為だと認識していないことが多い。

 警察は8日、男性の代理出産を行なったクリニックを捜索したが、主要なメンバーは逃げた後だった。

 保護された乳幼児9人の父親は、日本人男性で、複数の女性を代理母にして出産させた。警察がマンションを捜索した時には、9人の乳幼児と、日本人女性1人を含む10人の女性がいた。

 この男性から依頼された、タイ人弁護士は、「男性は、香港や日本で不動産や株式売買などをする富裕層の投資家で、事業の継承者として、子供をもうけた。9人とも男性の子どもで、母親は別々の女性だ。違法なことはしていない」などと話しているが、警察の事情聴取で、捜索時に現場にいたタイ人女性から「日本人女性が、11カ月の乳児を国外に連れ出す計画があった」との証言もあり、弁護士の発言は信ぴょう性が薄い。

 警察は、13人の乳幼児がこの男性の子供との記録があるが、他にもこの男性の子供がいる可能性があるとみている。乳幼児と父親のDNA鑑定をおこない親子関係を調べ、人身売買など犯罪との関係が無いか捜査を進めるため、男性の行方を追っているが、逃亡された可能性もあるため捜査は難航しそうだ。

【編集 : 朝日音然】

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