【フィリピン】観光副大臣インタビュー「ツーリズムEXPOジャパン2022」
Global News Asia / 2022年9月24日 7時30分
2022年9月、東京ビッグサイトで4年ぶりに開催中の「ツーリズムEXPOジャパン2022」にあわせてフィリピンから来日した、フィリピン観光副大臣 シャリマル・ホファ・タマノ 氏 への単独インタビュー。(2022年9月23日15時)
シャリマル副大臣は、国連総会にマルコス大統領とともに出席しているクリスティーナ・フラスコ観光大臣の代理として今回の「ツーリズムEXPOジャパン2022」のために来日した。インタビューに先立って、副大臣は次のように語った。
「実は先ほどいいニュースを受け取りました。国連総会に参加している岸田総理とマルコス大統領が会談をし、今後とも日本とフィリピンの2国間関係の強化について話し合ったそうです。ですので、今後も両国の友好関係はより強くなると思います。」
この友好的な関係の中で、フィリピンへの日本人観光客をもっと増やすために、具体的な施策をはありますか。
「まず先ほど入ったニュースの中で、フラスコ観光大臣の要請でマルコス大統領が、屋外のマスク着用義務の撤廃を決断したとのことです。今後は、マスクをするかしないかは、個人の判断に委ねられますので、観光客のみなさんも気が楽になるでしょう。暑い中でマスクをしているのも辛いですからね。フィリピン国内の交通についても、観光省と国交省が協力して改善を進めており、観光客がよりスムーズに移動できるよう努めています。そして、12月上旬には日本で、 観光セミナー『フィリピン・ビジネスミッション』も予定しています。また、今回この『ツーリズムEXPOジャパン2022』のゴールデンスポンサーにもなっていることも、フィリピンにとって日本がいかに重要なマーケットと見ているかご理解いただけると思います。」
日本からフィリピンへの直行便は、現在、マニラとマクタン・セブだけですが、ボホール島への直行便をどのようにお考えですか? 具体的な航空会社との調整がありましたらお教えください。
「ボホールにあるパングラオ国際空港については、新型コロナ前まで民営化を進めていたのですが、現在止まっています。マルコス大統領は、この計画を再開する予定です。その上で効率化を図れれば、より多くの航空会社を呼び寄せることができるようになると予想していますし、そこで日本の直行便も実現するかも知れませんね。」
新型コロナ以前、成田からセブへは毎日、フィリピン航空が2便就航していました。現在は、土曜、日曜の週2便だけです。そして、セブパシフィック航空は運休のままです。セブ島への日本人観光客を増やすための施策などはお考えでしょうか。
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