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【コラム】国葬を仕切るのは…朝鮮的宗教か、中国か(2)

Global News Asia / 2022年9月28日 9時30分

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 日本で国葬が行われる前に、アメリカの前大統領などビッグネームのオンライン弔辞を持って、ド派手な協会葬が行われたのは、皆さんご存知の通りである。故人の祖父に当たる、A級戦犯であったにもかかわらず総理大臣になった方が、この教会を日本に紹介したと言われている。昭和時代、この教会の創始者がアメリカで収監されていた時も、減刑嘆願書を祖父の方の総理大臣が出した。国は違っても、家族が誰も参加しなくても、これくらいのセレモニーをしてもらってもばちは当たるまい。

 なぜ、先に行ったのか。韓国では、お葬式に参列するより、「お通夜に参列」することが意味を持つのだ。日本の国葬よりも早く、お通夜に当たるものをしなくてはならない。

 さて。日本において、お葬式は、「葬祭業」という一種の産業になった。料金を明確にする(オプションは極秘)ことで、気軽にうちであげてねって感じだろうか。

 核家族、家族葬、宗教を持たない…突然家族が亡くなった時、地方であれば、まだ地域の互助会や町内会のような有志が仕切ってくれるが(これはこれで理不尽なことはたくさんある)、隣に誰が住んでいるのかもわからない現代では、自助しかない。

 これは、地方の一般的な葬儀の流れ。病院で亡くなった瞬間、それは遺体ではなく、死体になる。霊きゅう車まではいかないが、自宅なり葬祭会館なりに運ばなければならない。しかし、車に乗せればいいと言うものではなく、医師の書いた公文書である死亡診断書を持った者が同乗した車でないと移動できない。亡くなった時間もあるが、安置されたら、菩提寺の住職が、枕経を上げる。その後、葬儀の日程や戒名(法名と一般的に言うが、基本法名は浄土真宗のおくり名)の打ち合わせに菩提寺に来る時間を指定される。いわゆるおくりびとと呼ばれる納棺師がいろんなことを行うが、地域には地域のしきたりがあって、専門学校を出て納棺師の資格を得た人はマニュアルだったりする。

 次に住職が登場するのは、通夜。葬儀当日の先葬、火葬の前の読経(いったん寺に戻って準備)。本来土葬だった時には、この先葬と呼ばれるものが本葬だった。なので、火葬の後に行われる、いわゆる葬式と呼ばれるものは告別式として、住み分けをしなければならない。

 その後、身内だけの法事(初七日、四九日、百カ日まとめてが多い)後、納骨時の読経。

 ところがだ。麻生氏が関連している民営斎場では、仏教界では謎なことが起こっている。まず、菩提寺を持たない、あるいは宗派がわからない喪家に、一時的に僧侶を派遣することは、田舎でもある。その僧侶は、宗派を明らかにせず、各お経にマルチ対応できる人だ(お葬式を行う自体、法律で順序が決まっているわけではないのでカジュアル)。
その斎場では…大変失礼ではあるが、そんなに信徒のいない「浄土真宗」を勧めてくる。断っても、常駐僧侶はすべての僧籍を持つ方だとのこと~宗教上修行上、非常に困難なのだが~ここが商業的宗教という点。

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