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【コラム】韓国のお墓参りと、日本人の墓参りの相容れないところ

Global News Asia / 2022年9月30日 6時0分

 韓国ではもともと、墓は石仏じゃなく、土饅頭系だった。もっと言えば、古代の朝鮮の偉い人は、山1つが墓だったらしい(しかし、古墳になっていない矛盾)。国土が狭いので、山1つの代わりに、土饅頭をコンパクトになったらしい。しかし、韓国は、洪水が起こりやすい土地柄なので、その土饅頭も、近代までは、流れたら終了。儒教の教えとして、形としての土饅頭が大切であり、骨自体は、遺骨という意識は少なかった。

 近代では、土饅頭というわけではなく、そこは葬祭産業の発達で、もっともっとコンパクトな墓苑が作られるようになった。あげる花は、墓苑の前にある造花屋の造花<造花はダメという、教え(1)>。近代になっても、造花というフェイクの花であり、地球環境に対して優しくないもの<輪廻はしない、教え(2)>。

 墓掃除が終わったら、レジャーシート(むしろ)などを敷きます。石仏には、故人の好物、果物、干物やスルメ。果物はその場で切ってあげます<刃物の持ち込みは禁止、教え(3)>。また、マッコリなどの酒やたばこもあげます(お線香をあげる習慣はない模様、教え(4)…酒とタバコを忌むとしない>。

 それから、日本の土下座に似ている拝み方をします~立った状態で両手を額の前で水平に合わせ、そのまま腰を曲げて地面に跪き、手と額を地につけるを2回~生きている目上の人に会った時も1回する。

 それから、マッコリを、石の下部にかける。故人に遠慮なく飲んでもらうようにの意味とのこと。そして、自分も飲む。…ちょっとした宴会。故人と楽しい時間を過ごそうということらしい。

 おそらく、大正生まれの祖母の育ったところにも、かなりの田舎だが、クレージーな朝鮮人が存在していて、独自の墓参りの姿を見せた。故に、酒タバコ禁止という、今や差別用語だが「キチ〇イが生まれるとしている」になったのではと推測される。

 お国柄という安易な言葉があるが、今の日本の墓参りも、ちょっと朝鮮風に「故人が好きだったんだからいいじゃん」になっている。ダメなものはダメというのが、宗教の連綿と続いている風習だ。

 27年前に亡くなった祖母に聞く方法はない。
【編集 : fa】


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