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【タイ・コラム】悪名高き「バンコクのタクシーを乗りこなす方法」

Global News Asia / 2023年2月15日 6時0分

バンコクを走るタクシー

 2023年2月、タイを訪れる観光客の間で以前から問題になっているタクシーについて、その悪評と対策について、筆者の20年に及ぶタイでの経験から考えてみた。これからタイ旅行をする人は参考にしてほしい。

 タイのタクシーは、世界的にみても料金が安いことで知られている。しかし、そのことと同じくらいに悪評もよく聞かれる。乗車拒否は当たり前。メーター不使用も普通に遭遇する。またかつては、日本人女性がタクシー運転手に殺害されるという事件もあったほどだ。

 まず、わたしがバンコクでタクシーを利用する際に気を付けていることを列挙しよう。

1 : 流しのタクシーを使う。
2 : メーター不使用のタクシーには乗らない。
3 : Grab(グラブ)などのアプリで呼ぶ。

 乗車拒否やメーター不使用のタクシーには、外国人だけでなくタイ人でもよく遭遇する。このため、旅行者は観光地やホテルなどで客待ちしているタクシーを使う人も多いことだろう。しかし、客待ちしているタクシーの中には乗ってから料金を吹っかけてくることもある。ホテル側でも一応はフォロー体制を取っているところもあるのだが、帰国直前だったりすることも多く、高速道路上で降ろされたという被害者もあって、時間がない時にはどうにもならない。こうしたことを避けるためにも、外国人が多いホテルや繁華街の側で客待ちしているタクシーは使わない。少し歩いてでも通りを流してくるタクシーを使う方がいいだろう。特に注意が必要なのは、セントラルワールド前やプラトゥナム周辺。バイヨクタワー前ではホテルも公認してるのかと思うほどメーターを使わない。そして夜のシーロム、スリウォン通りやアソーク交差点の客待ちも要注意だ。

 タクシーを捕まえたらまず、目的地を告げる。ここではまだ乗り込んではいけない。ドアを開けて、運転手が行くと言ってから乗り込む。そして、この時にメーターを使うかどうかもわかる。というのも、「そこならいくらだ。」と金額を答えてくる運転手は、まずメーターを使わないので黙ってドアを閉めて、次のタクシーを探そう。どれだけ交渉してもメーター料金より高いことは明白なのだ。ただし、交渉して乗らなければいけない時もある。ゲリラ豪雨の時だ。大雨の時はタクシーもなかなか捕まらない。そして、道も渋滞している。時間がない時などは仕方なく交渉して乗り込むこともある。

 こうした煩わしさから解放してくれるのがアプリだ。GrabやBolt、Taxi OKと数種類のアプリが利用できる。どれも英語ではあるが、チャットに翻訳機能がついていたりするので、タイ語ができなくても基本的なコミュニケーションもできるようになっているし、何よりも事前に料金がわかるのがポイントだ。

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