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富士電機、タイ工場で新型自動販売機「ツイスター」の生産を開始

Global News Asia / 2014年8月22日 16時15分

富士電機が製造する食品・物品自動販売機。

 2014年8月20日、富士電機は、中国・アジア向け新型自動販売機(以下、自販機)の発売を開始し、同地域におけるさらなる自販機事業の強化に取り組む、と発表した。

 現在、中国や東南アジアでの自販機普及台数は数万台程度だが、経済成長を背景とした賃金上昇等により、小売業における「自動販売」のニーズが高まっている。

 また、工場やオフィスビル、病院などを中心に、夜間等における「無人店舗」としての自販機が注目されている。

 富士電機は自販機事業において「中国・アジアにおける事業拡大」を重点方針に掲げており、このような状況のもと、中国・アジア向け自販機「ツイスター(Twistar)」の発売を開始した。

「ツイスター」は、事務所・工場・学校・病院など屋内向け自販機で、通常、設置先には小売店が併設されるが、店舗の営業時間外でも商品を購入したいという利用者のニーズを踏まえ、飲料から食品・物品まで幅広い品ぞろえが可能な製品を開発した。

 商品のサイズや形状によって、4種類のラック(商品を収納する棚)を自由に交換でき、温度帯を3段階(常温・強冷・弱冷)で切り替え可能なため、飲料(缶・ペットボトル等)、食品(菓子・カップラーメン等)、物品(タオル・歯ブラシ・コンパクトディスク等)など、1台で最大42種類の商品を販売できる。

 現地要求に即した仕様への対応、タイムリーな製品供給等を目的とし、昨年タイに設立した新工場、富士電機マニュファクチャリング(タイランド)社で生産する。

【編集 : YK】

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