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ラオス南部サワンナケート紀行(1) 〜バス王国タイでの遠き道のり

Global News Asia / 2023年6月13日 7時0分

 このようにタイのバス路線はタイ全土を隅々まで張り巡らされているよう見えるのだが、いずれもバンコク中心になっている。今回のようにバンコクを通らず、東西の横に移動する時には苦労することがある。今回もタイ側の最終目的地ムクダハーンへは直通の路線はなかったため、ウボン経由にしたのだ。しかし、今後その状況も変わるかも知れない。今年、コンケーン県南のバーンパイからムクダハーンを通ってナコンパノムへと鉄道を建設する計画が始まったのだ。起点が県都コンケーンではなく、バーンパイなのは恐らくそこから西、ミャンマー国境ターク県への延伸計画もあるからだろう。中国によるノンカーイからバンコクとラヨーンへの南北路線がゴロンされている裏側で、密かにこの東西の路線も机上にあがっていたのだ。それが今年やっと動き出したわけだ。

 さて、肝心のバスはチェンマイのバスターミナルを午後4時の定刻通りに出発。約2時間おきに通過する各県都などのバスターミナルに停車しながら進んだ。途中、バス会社の本社があるペチャブン県ロムサクで給油も行われた。タイを旅しているとこのようにバスなどが、乗客を運ぶ途中で給油を行うこともある。今回のような長距離路線ではほぼ確実に立ち寄る。そこではトイレ休憩も兼ねている。また、以前はレストランに寄り、無料の食事が提供されていたが、今ではそれは含まれていないことが多くなった。今回も午後8時頃にレストランへ立ち寄ったが、各自自腹で食べていたようだ。かく言うわたしは、乗車前にパンやスナックを買い込んでいたので、それで済ませた。辛いものが苦手な物としては、必要な自衛策として身についている。地方の食堂では選択肢がないこともあるからだ。

 バスがウボンに到着したのは、午前9時過ぎ。10時頃と聞いていたが、それよりも早かった。しかし、到着して間も無く土砂降りの雨に見舞われた。そして、座席に電源がなかったので、スマホのバッテリーも底をついていた。ムクダハーンへ向かうミニバス(ワンボックス車)の場所を確認しつつ充電としばしの休憩。用意が整ってミニバスに乗る頃には雨もほとんど止んでいた。

つづく

【執筆 : そむちゃい吉田】


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