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ラオス南部サワンナケート紀行(3)〜変わる町変わらない人々

Global News Asia / 2023年6月15日 7時0分

 遥か昔の古代。インドシナ半島は、インドネシアのジャワ島やボルネオ島、スマトラ島などと陸続きで、スンダランドと呼ばれていたそうだ。それは縄文時代に氷河期が終わり、大規模な海面上昇が起きて、今の地形になったと言う。つまり、インドシナから台湾や沖縄まで陸地が繋がっていて、日本の九州にもそのまま歩いて渡れた。日本人の起源とされる中に、こうして南から渡ってきたルートもあったに違いない。そして、人類が現れる以前から同じこのインドシナ半島一帯に多くの恐竜が生息していた。タイやラオスで今も発見される化石にはこうしたロマンを感じながら、さらに歩いた。

 サワンナケートの街角には、かつてフランス統治時代の建物もまだ残っている。かなり老朽化していて薄汚れてはいるが、かろうじて残っている。町歩きをしているとそんな風景にも出くわす。こうした建物ももうすぐ建て替えられ、新しくなっていくのだろう。そしてまた、すれ違う子どもたちに「HELLO!」と挨拶される。タイの地方よりも、さらに時間がゆっくりと流れているような町には、変わる物と変わらない人々が、ゆったりと同じ時間を過ごしているようだ。

つづく
【執筆 : そむちゃい吉田】


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