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【フィリピン セブ】ラプラプ市・日本人母娘ホームレス、無言の居座りの真相! (1)

Global News Asia / 2023年10月16日 10時30分

NPO CEBU WISH監視カメラ映像から

【プロローグ】
「娘さんが初めて連絡をしてきたのは2020年6月の始めでした。それから毎日のようにメールが来たり、訪問があったりとできるだけのことはしましたが、もう限界でした。」
疲弊した表情で重い口を開いてくれたのはNPOセブウィッシュの日本人女性理事だった。

先週からネットを騒がせている日本人母娘。
2週間ホームレス生活をしていてお金もなく、英語も話せないという報道があったが、殆どが事実と異なっている。
今回現在日本へ一時帰国している日本人女性理事に直接取材して真の情報を入手することができた。

【概要】
まずこの母娘についてだが、3年弱マンダウエのホテルをマンスリーでレンタルしており、経済的には全く困窮していない。父、母、娘の3人家族だったが、父は死亡。関東地方にある程度広い土地建物を所有しており、父の残した資産も母娘が一生働かなくても困らない位の額がある。
福島の放射線物質で脳みそが破壊されるからと関西、中国地方などを転々としていたが、いつも近隣トラブルで長くは住めなかったらしい(母親談)。
二人とも英語が話せないというのは嘘で、娘は日常会話可能な英語レベル。母親も片言の英語は理解し話すことはできる。
但し、娘は自分が要求する時のみ会話が成立し、他人が話しかけても意にそぐわない会話だと知らんぷりわからないふりをするということだ。
また、報道では2週間ホームレス生活をしていたというが、実際には10月6日の夜遅くにラプラプ市にあるNPOセブウィッシュ周辺にやってきて、翌日から10月10日夕方まで居座り続けていた。NPOセブウィッシュは活動資金を得るために小さな食堂を運営しているが、この母娘がいたためにお客さんは怖がって入ってこれず、日曜日を除く4日間の売り上げはゼロ。閉店時間になり店を閉めても従業員がいなくなると敷地内のテラスに入り、そこで夜を明かしていた。
娘は母親のことを「菌ちゃん」と呼び、母親も娘を戒めるでもなくオロオロと娘の後をついていくだけの生活だ。

【事の始まり】
母娘はフィリピンがコロナでロックダウンした2020年3月直前に日本を脱出してセブに到着。ホテルを転々としたがいつも「悪霊」に邪魔をされ、追い出されてしまったという。
セブウィッシュでは母娘のビザの更新、家探し、買い物など様々な手助けを無償で行なって来た。本来NPOセブウィッシュはフィリピン人の支援を目的に設立された法人だ。
「海外で困っている邦人がいるなら、できる範囲でのお手伝いをするのは当たりまえですから。」と前出の日本人女性理事。

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