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【コラム】主治医は誰で、情報はどこまで公開すべきなのか・韓国

Global News Asia / 2024年1月20日 8時0分

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 韓国で昨年ハンストをした野党党首を覚えていただろうか。ドクターストップの名のもとに、ハンストしているかどうかわからない時間が存在し、また体力が持たないと救急車で運ばれ、なんの意味も生み出さなかったあれ。

 その党首が年始早々、遊説先で首の左側を切り付けられた。犯人がその場で取り押さえられたと同時に、党首はドクターヘリで大学病院に運ばれ、その大学病院では治療が困難とのことで、またドクターヘリで別の大学病院に運ばれた。

 日本においても往々にして運ばれた病院ではない病院の医師が、ワイドショーなどでこういう手術法、見ていないのに傷口から想定される後遺症、また現在どうなっているかを延々と述べる。が、それはお国が代わって韓国でも似たようなもの。違うのは、ワイドショーのコメンテーターとしての軽い立場の医師ではない。

 運ばれた第二の大学病院が沈黙を貫く中、党として、病院の沈黙を批判する談話を出したのだ。沈黙を貫く理由が個人情報であるにしても、党首という公人の病状を党にも教えないというのはいったいどういうことだと。個人情報など、患者本人が許可を出すか、本人が無理なら家族がOKを出せば、簡単なハードルだとしている。

 …知って、どうするんだろう、野次馬。

 事件より二日後、病院が公式発表をした。そうここまで待てば、新年からあれこれ想像をしなくてもいいものを。

 要約すると、刃物傷なので、損傷や感染、縫合した血管の合併症の恐れなど経過を見ていきたい。おそらく今言えるぎりぎりのことであろう。とりあえず生きてるよでいいじゃないか。与党の重要位置にいるとか大統領で生死が国政に影響するものでもない限りは。

 それにしてもいくら横文字文化とは言え…病状説明をずっと「ブリーフィング」と搬送以後言い続けていたこと。今年は英語を多用して、アメリカ寄りであることを示したいのかなと。日本の政治家の病気でやたら目ったら使われないことを望む。
【編集 : fa】

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