二瓶純一社長 株式会社ジャパン・アーツ 国連が推奨するSDGsに音楽で実現する新しい価値で貢献
Global News Asia / 2024年2月8日 16時0分
2024年2月7日に、パーソナルナビ社が運営するメディアサイト『THE CAREER(ザ・キャリア)』で、株式会社ジャパン・アーツの代表取締役社長、二瓶 純一(にへい じゅんいち)氏のインタビュー記事が公開された。(取材は2023年の12月14日に広報担当の豊島が実施)
クラシック業界の普及に努める株式会社ジャパン・アーツは、1976年の創立から今年で48周年を迎える。二瓶氏は、2001年に入社し、2018年から代表取締役社長を務めている。
今回の『THE CAREER』のインタビューテーマは、「自分の可能性の築き(気付き)方」。経営者インタビューは2023年3月から始まったプロジェクトで、キャリアに悩む若い世代に、一歩踏み出す勇気を与えることを目的としている。マネージャー業から経営業までを経験する二瓶氏が感じる音楽業界の魅力と、世界に与える影響について話を聞いた。
二瓶氏は現在、株式会社ジャパン・アーツの代表取締役として、世界で活躍する芸術団体やソリストを招聘する事業や、日本人アーティストのマネジメント事業などを展開している。その他に、0歳児から学生を対象とした様々な音楽プロジェクトの運営なども行っている。二瓶氏は、“お客様のニーズを満たす運営側の視点と、芸術的な成果を追求するアーティスト側の視点のバランスをどのように保つか”という点を強く意識しながら経営を行っている。
長い間クラシックの世界で仕事をしている中で最も影響を受けた人物について尋ねると、二瓶氏は、16年間マネージャーを務めたピアニストの中村紘子(享年72歳)さんの名前を挙げた。演奏家としてだけでなく、人としての在り方を教えてくれた中村さんとの出会いに今でも価値を感じていると笑顔で語った。
今後の音楽業界の展望を尋ねると、「音楽がもつ力を活用し、世界の平和に貢献していきたい」と答えた。価値観の多様化が進む現代では「他者とどう共生していくか」が重要になってくる。言葉を介さずとも人々に共通の感動を与える力を持つ音楽は、人類にとっての最強のコミュニケーションツールであり、互いに共感し合う世界を創造するための要的な役割を担うと期待を寄せている。
SDGsと音楽業界の構想について話を伺うと、クラシック音楽を通じて、世の中に3つの価値を提供していきたいと答えた。これまでクラシック音楽は、「経済的な価値」と「芸術的な価値」の価値を求められてきた。従来の価値に加えて、今後は新たに「社会的な価値」が求められてくるだろうと語った。音楽家として様々な社会課題に対し、「音楽を通じてこれらの課題に対して何ができるのか」を常に考え、世の中に新たな価値を生み出していきたいと語った。
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