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【コラム】韓国人に花の見分け方はできない

Global News Asia / 2024年4月7日 6時0分

 韓国で15万ウォン(日本円1万6800円程度)の花の贈り物って安いのか高いのかよくわからない。が、贈る相手によってやはり額も違うし。ただここに、胡蝶蘭を入れてほしいという要望だったら、それなりのきちんとしたプレゼントではある。

 問題は、お祝いなどで贈る胡蝶蘭は、鉢植えが主だが、1本の切り花になるとさほどでもないということだ。

 その白い胡蝶蘭をベースに、周囲を赤い感じでまとめて花束にする、となると、意外とアレンジメント技術を必要とする「ちゃんとした花屋」を選ばなければならない。韓国に、ちゃんとした花屋はないのか。アレンジメント技術が伴わないのか。日本ならば、こういう出来上がりですと、写真を送ってくれるところが意外と信頼できるのだが。

 言い訳としては、市場に赤系の花がなかったのだそうだ…そんなはずはない。野っぱらに白爪草摘みに行ったわけじゃないんだから。おそらく白系の適当な花を束ねて、赤いラッカースプレーをかけたようだ。ラッカー染色スプレーマムなどは、よくスーパーに398円である、日本では。398円にも関わらず、染色は完璧だ。

 その花屋は、素人か、その日はバイトさんだけでやっていたのか。非常に雑な着色、まだらでスプレーの薬品臭がひどかった。そんな薬品臭だから、花の香りなどするわけがない。おまけに葉っぱまで赤…。

 「白い胡蝶蘭」は指定があったので、赤ラッカー花束のわきに突っ込んでできあがり。これは、花代の原価どころか、お金をくれても注文したくはない。

 用途はわからないが、彼女に贈ったのなら、ふられた確実だろう。全額返却求めたが、花屋は応じない。

 この注文主、先払いしている…韓国でお花を贈る場合、絶対後払いを勧めるし、かつ、韓国で花の贈りあいはやめたほうがいい。

 でも、胡蝶蘭ベースって注文もダサいけどね。高そうに見えるかと思ったんだろうけど、胡蝶蘭は鉢で生きる花です。
【編集 : fa】

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