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【コラム】大家さんはつらいよ・韓国

Global News Asia / 2024年4月22日 5時0分

 韓国にも、不動産屋さんがあって、アパートなどを借りたときの法律があるはずなのだが…韓国だけにないのかしら。

 日本でも基本、引っ越すときには、畳替えやハウスクリーニングなどを含めて、原状復帰という借りたときの状態に戻して引き渡しをするという法律がある。ハウスクリーニングなどは、引っ越してからしか行われないから、不動産屋の作った契約書の「お値段」にはならないほど粗末なクリーニングが行われている。想像して思い出してほしい。近々では2回ほどニュースになったが、本来カビ取り剤もハウスクリーニングの業者のお仕事だが、頼まないで大手チェーン店の不動産屋が行って、いや行わなくて、そのバルサンみたいなもののガス抜きを事務所で行っていて、事務所ごと吹っ飛んだとかね。例えば、5万円のハウスクリーニング代を取って、700円弱いのバルサンもしないって、不動産屋あるあるかもしれない。

 逆に、大家さんがつらい時もある。20年以上住んで引っ越すときは、減価償却が済んでいるので、借家人は直す必要もなく出られるというのがある。あまり知られてないけど。昨年我が家は、その物件を借りてしまった。冬に内見があり、昭和の家なので「寒いからスリッパ用意してくれた!」と思ったら、実は畳がべこべこ。うちも急いでいたから畳なんか直さないでいいですよなんて言って、でも、実際入居して不備があり、風呂場の換気扇直してもらったくらい。
うちが借りなかったら、大家さんは大枚はたいてリフォームして物件だった。

 という日本の事例。

 韓国では、畳ではなくフローリングが主だ。早くて3か月遅くても数年で出ていく借家人が去ったあとのフローリングは使い物にならないという。この事例が本当だとすると、原状復帰という契約条項はないと思われる。
床に傷がついていたり、すれがあると借りてくれる人もすくないので、張替という大家さんの出費になる。

 「こんな使い方しかできないから、アパートにしか住めない。自宅を持つことができないやつらなんだ」と毒を吐くしかない。

 この毒には「持ち家のない人を馬鹿にするな」とか「この程度で大騒ぎするなら貸さなければ」と、富裕層だとみなされた大家さんは叩かれる。

 持ち家をキープするのも大変だけど、大家になるのも大変。

 そんなに御騒ぎになるなら、パネルタイルの床を100均で揃えるという手もなくはないが。1ウォンも出したくないのだろうな。大家も借りてた人も。
【編集 : fa】

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