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キャピタル A、4億4,300万米ドルのレベニュー債を調達

Global News Asia / 2024年8月24日 20時15分

 2024年8月22日、キャピタル A バハッド(以下、キャピタル A)は、4億4,300万米ドルのレベニュー債による資金調達契約を締結し、財務基盤の強化と航空事業のさらなる成長に向けて、大きな一歩を踏み出した。今回の資金調達は、世界的なパンデミックがもたらした困難を乗り越え、より強靭な体制となって再起するエアアジアにとり重要な節目となる。

 この資金調達のうち、2億米ドルはAres Management CorpとIndies Capital Partnersという2つのプライベート・クレジット・ファンドから提供され、パンデミック中に運休していた航空機の再稼働に活用される。残りの2億4,300万米ドルは航空機リース会社が引き受け、既存のリース負債をリファイナンスすることで、財務基盤をさらに強化する。

 キャピタル Aのトニー・フェルナンデス(Tony Fernandes)最高経営責任者(CEO)は、「この4億4,300万米ドルのレベニュー債を調達できたことは、画期的な進展です。これは、投資家が私たちのビジョンと未来に対して強い信頼を寄せている証です。私たちは、パンデミックからの復活に向けたゴールに近づいています。航空事業の売却案に関する臨時総会の書類をマレーシア証券取引所に提出し、現在その審査と承認を待っています。続いて、キャピタル Aは必要な規制当局からの承認を得られ次第、PN17(注意銘柄指定)からの解除を目指し、経営正常化計画を提出します。過去5年間は最も困難な時期でしたが、今後は株主の皆様に十分な報酬をもたらせるでしょう」と話した。

 エアアジア・アビエーション・グループのボー・リンガム(Bo Lingam)最高経営責任者(CEO)は、「このレベニュー債は、エアアジアの財務状況と流動性を強化する上で、時宜を得たものです。旅行需要が高まる中で、当社はこの資金を活用して機材の拡充と再稼働を進め、リース負債のリファイナンスを行い、財務基盤をより強固なものにしていきます。10月には10機を再稼働させ、2025年にはさらに15機を再稼働させる予定です。顧客体験の向上を怠らず、ネットワークを拡大させていけば、世界最高の航空会社になるという目標に向けて邁進するエアアジアの未来は明るいと考えています」と伝えた。

さらに、トニー・フェルナンデス氏は「この取引の締結は、エアアジアにとって重要な転機となります。私たちはパンデミックの影響から回復しているだけではなく、かつてないほど強くなっています。今回の資金調達は、私たちの戦略的な計画の有効性と投資家の揺るぎない支持を裏付けるものであり、明るい未来に向けた足場を固めるものです」と強調した。

 この取引において、Evercore Asia (Singapore) Pte. Ltd. は、国際法律顧問のA&O Shearmanおよび現地法律顧問のChristopher & Lee Ongとともに、キャピタル Aの専属財務顧問を務めた。

 キャピタル Aは、規制当局からの必要な承認をすべて取得した後、PN17指定からの解除を目指し、経営正常化計画を提出する予定だ。
【編集 : Eula Casinillo】

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