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【フィリピン】オートバイ事情とスクーター購入ーミンダナオ島オサミス発信

Global News Asia / 2024年9月4日 12時0分

 2024年9月3日、オサミスのオートバイ事情と妻の妹メリグレスのスクーター購入についてお伝えします。 フィリピン・オサミスでは車を持てる人は未だ限(極限)られています。事業をしているなど安定した高収入な人達だけが車を持つことができます。

 そしてオートバイやトライシクル(3輪バイク)が庶民の足になっています 通勤時間帯などはオートバイが列をなして走っています。車やトライシクルの合間を縫うように走るバイクは時に危険を感じます。14年間オサミスで車を運転する私ですが、常に後方とサイドミラーを確認していないと死角からオートバイが突然現れてヒヤッとする事があります。

 オサミスの街の中心部の商店街は通勤や買い物客のオートバイが所狭しと、路上駐車しています。あまりの数のバイクのために車の駐車場所を探すのが苦労するほどです。そしてやっと見つけた駐車スペースに駐車すると、その前後のわずかな隙間にオートバイを停められてしまい車を出すのに苦労することが有ります。私の車はピックアップトラックなのですが後方直ぐの場所に停められバックするときに死角になっていたバイクを倒してしまったことが有ります。14年間で唯一の交通事故でした。

 そんな中妻の妹・メリグレスがスクーターを買いたいという事で一緒にオートバイショップ巡りをしました。小さなオサミスの街ですがスズキ、ホンダ、ヤマハの正規ディーラーがあります。残念ながらヤマハディーラーだけが無いのですがスズキとホンダは根強い人気が有ります。またオートバイ販売店は無数にあり新車とともに中古車も扱っている店がほとんどです。

 メリグレスがお気に入りのスクーターはスズキのBURGMAN STREET EXで92,400ペソ(約258,720円)。しかしチョット予算オーバー。続いてホンダディーラーで125ccのClickというスクーターを見ました。Clickは 82,500ペソ(約231,000円)で予算に収まりました。

 ただし購入は妻が懇意にしている街のバイクショップで購入することにしました。頭金10,000ペソ(約27,000円)で月3,770ペソ(約10,180円)の3年払い。ご主人が良い会社で働いていますが子育て中のメリグレスは仕事をしていないのでこれが限界だそうです。そもそもオサミスの庶民の収入が1ヶ月12,000ペソ(約32,400円)程度ですから87,000ペソ(約234,900円)のバイクはなかなか買えません。月3,770ペソ(約10,180円)のローンでもなかなかきついでしょう。

 そこで庶民が購入するのが中古のオートバイです。ショップには様々なオートバイが並んでいますが安いもので20,000ペソ程度からあります。ただし故障の発生率も高いのでメリグレスの新車のスクーターを購入するという決断は正しかったと思います。
【執筆 : オサミス市在住14年目・上野浩一】

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