ただいま…えっ⁉1年ぶりの帰省で実家が大変貌!「総工費2,000万円」とあっけらかんと話す「年金18万円・77歳の父」に長男、絶句
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年12月31日 5時15分
※写真はイメージです/PIXTA
9連休と、長期休みの人も多い、2024年-2025年の年末年始。久々に家族と再会、という人も多いでしょう。そこで繰り広げられる「見ないうちに変わったな」というやり取りももはや定番。あまりの変わりように、衝撃を受けることもあるようです
1年ぶりの実家に衝撃。費用を聞いて二度衝撃
9連休という人も多い、2024年ー2025年の年末年始。長期休みは実家に帰省というのがお決まりのパターンという人も多いのでは。実家に暮らすのは高齢になった親だけというケースでは、帰省は元気な姿をきちんと確認できる貴重な機会であり、親孝行を存分にしてあげられる、またとないチャンスです。
そう意気込んで帰省した、昨年の年末年始の出来事を振り返る斉藤大輔さん(仮名・45歳)。「昨年は夏に帰ることができなくて。だから1年ぶりの帰省だったんですが、その変貌ぶりに衝撃を受けました」といいます。
何の変貌に衝撃を受けたのか? それは実家そのものの変貌ぶり。
・外壁がきれいになっていて、屋根には太陽光パネル
・玄関前にはスロープが新設され、玄関ドアは引き戸に変更
・床材は滑りにくいものに変更
・すべての部屋に床暖房
・極めつけはホームエレベーターを新設
実家に暮らすのは、当時77歳の父親だけ。3年前に母親が亡くなり、それ以来、ひとり暮らしを続けています。元々、家事などしたこともないような父親だったので、実家でのひとり暮らしは不安でしかなかったという斉藤さん。子どもたちと同居という話もあがりましたが、「故郷を離れるのはイヤだ」の一点張り。せめて高齢の父が安全に暮らせるようにと、必要なところに手すりを付けたり、トイレや浴室などの水回りは使いやすいようにしたりと、300万円ほどかけてバリアフリー工事を行っていました。
今回、さらにバリアフリー工事を施したようですが……正直、「ここまでする必要ある?」と疑問を感じてしまうような、少々過剰なリフォームのような気がしたといいます。
――お父さん、すごいリフォームしたね。これどれくらいかかったの?
――うーん……全部合わせると2,000万円くらいかかったかな?
そんなにストック必要?父親の買い物行動に違和感
あまりの金額に衝撃を受けた斉藤さん。言葉を失ったといいます。父は毎月18万円ほどの年金を受け取っていると聞いています。また退職金やそれまでの貯金、株式などを合わせて3,000万円ほどある……というのが、父親が仕事を辞めた10年くらい前に聞いた話。そのお金がそのまま残っているとは考えにくい。それなのに、リフォーム等に2,000万円もかけるなんて。どこにそんなお金があるというのか?
「次から次へと、よい提案をしてくれるんだよ」「おかげで住み心地は格段にあがったね」「最近は電気代も高いだろう。太陽光!? 助かっているよ」と、嬉しそうに話してくれる父親でしたが、カモにされているのは明らかでした。
また、斉藤さんには他に気になる点がありました。色々なもののストックが大量にあることに気づきます。シャンプーや中性洗剤のほか、ミネラルウォーターや醤油、ソース、マヨネーズ……斉藤さん自身も余分に1つは買っておいてストックしておくタイプですが、父親の場合は異常な数。明らかにおかしい。なぜこんなにもストックを買っているのか尋ねたところ、「買ったこと、忘れちゃってさ。この有様だよ」と笑って答えます。その姿をみて、また違和感を覚えた斉藤さん。
後日、改めて帰省した斉藤さん。父親を病院に連れていきました。結果は初期の認知症。絶対とは言い切れませんが、過剰とも思われるリフォームも、過剰ともいえるストックの購入も、すべては認知症が原因だったのかもしれない……。
日本における高齢化は急速に進行しており、2024年度のデータによると、65歳以上の高齢者の認知症患者数は2030年には約523万人、2060年には約645万人に達すると予測されています。これは65歳以上の高齢者の約5人に1人が認知症を患う水準です。
認知症により判断力が低下すると、さまざまな被害に遭遇する危険性が高まります。不必要な物やサービスを大量に買わされる「過量販売」はその典型的なものといえるでしょう。
認知症とわかっていれば対策を講じることもできるでしょう。しかし認知症に気づいていないケースも多く、被害が拡大してしまうことも珍しくありません。この年末年始、高齢の親に変わったところはないか、しっかりと見ておきたいものです。
[参考資料]
この記事に関連するニュース
-
お年玉に「たった3000円?」と言われてイラっ。派遣社員の35歳女性が“年末年始の帰省をヤメた”顛末
日刊SPA! / 2025年1月1日 8時53分
-
トイレの汚れは、親の老いを知るバロメーター 年末年始に帰省したら実家でやりたい小さな恩返し3選
集英社オンライン / 2024年12月29日 11時30分
-
久々の帰省がトラウマに。実家の母が妊娠中の妻に放った「最低の言葉」――仰天ニュース傑作選
日刊SPA! / 2024年12月28日 8時44分
-
帰省キャンセル希望界隈の妻が叫ぶ!「高額交通費にめまい」「親戚大宴会で完全アウェーが恐怖」
オールアバウト / 2024年12月25日 22時5分
-
週3勤務で月収18万円の70歳・父、1年ぶり帰省の40歳・長男から「1,000万円貸して」と土下座の衝撃。悩んだ末「年金事務所」に駆け込んだワケ
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年12月7日 5時15分
ランキング
-
12025年の景気は「緩やかな回復が持続」…経済評論家・塚崎公義氏が予想
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年1月2日 9時15分
-
22025年 日銀「次の利上げ」はいつ? 「市場との対話」の改善は
日テレNEWS NNN / 2025年1月2日 15時0分
-
3SKY-HIが「上司には無邪気さが必要」と語る真意 若手部下とのコミュニケーションの極意とは
東洋経済オンライン / 2025年1月2日 8時0分
-
42025年「日本企業が直面する」3つの"本質的問題" ビジネス現場で増える「厄介な問題」解決法は?
東洋経済オンライン / 2025年1月2日 10時0分
-
5子どもの遊びに必要な「主体性」と「無意味性」 目的がないからこそ身に付く能力
東洋経済オンライン / 2025年1月2日 11時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください