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簡易リペアグッズを使って愛車のDIY補修に挑戦してみた!

&GP / 2018年7月7日 20時0分

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簡易リペアグッズを使って愛車のDIY補修に挑戦してみた!

長くクルマに乗っていると、ボディやホイールをうっかり擦って傷つけてしまうこともあるはず。そんなとき、プロにお任せするのではなく、愛車のキズを自分の手で直せたらどうだろう? UKA FACTORYの木村喜之さんにアドバイスを貰いながら、ソフト99のリペアキットを使い、バンパーとホイールのDIY補修にトライした。

▲木村喜之さん(UKA FACTORY)ショーカーをはじめ、旧車・新車問わずボディレストアを行う、板金塗装のプロ職人。今回は作業の途中途中で適切なアドバイスをご教示いただいた。

▼深くえぐれたバンパーのキズを近くで見ても目立たなくする補修用品

▲(1)「ボデーペンクリアー」(1050円 ※メタリック、パール・マイカの場合)(2)「ボデーペンプラサフ」(778円) (3)「ボデーペンボカシ剤」(778円)(4)「ボデーペン T-112」(1058円※【トヨタ・202・ブラック】)(5)「シリコンオフ チビ缶」(572円)(6)「パテヘラ6枚セット」(605円)(7)「パテ用ペーパーパレット」(518円前後) (8)「液体コンパウンド」(724円)(9)「コンパウンド極細」(626円)(10)「コンパウンド細目」(605円) (11)「コンパウンドシート」(518円)(12)「バンパープライマー」(842円)(13)「バンパーパテ」(1274円) (14)「コンパウンド専用スポンジ」(518円)(15)「耐水サンドペーパーセットM」(410円)(16)「サンドペーパー用研磨パッド(3個)」(410円)(17)「幅広マスキングシート」(518円)(18)「マスキングテープ」(173円)

 

【STEP1】下地研磨

150番のサンドペーパーで周辺部と同じ高さになるまで研磨。

▼使った補修用品

▲(右)「耐水サンドペーパーセットM」 (左)「サンドペーパー用研磨パッド(3個)」

 

【STEP2】脱脂

ペイント補修の大敵は油分。スプレーしタオルで拭き上げる。

▼使った補修用品

▲「シリコンオフ チビ缶」

 

【STEP3】バンパープライマー

パテや塗料の密着を高めるため、露出した樹脂部に吹いておく。

▼使った補修用品

▲「バンパープライマー」

 

【STEP4】バンパーパテ塗り

塗装面より少し高くなるよう、押しつけるように一方向に塗る。

▲パテは混合した時点で硬化が始まるので作業は素早く行う

▼使った補修用品

▲(左から)「パテヘラ6枚セット」「パテ用ペーパーパレット」「バンパーパテ」

 

【STEP5】バンパーパテ研磨

最初は320番を使い、次に600番で凹凸がなくなるまで研磨。

▼使った補修用品

▲(右)「耐水サンドペーパーセットM」(左)「サンドペーパー用研磨パッド(3個)」

 

【STEP6】脱脂

シリコンオフをスプレーしたら、キレイなタオルで拭き上げる。

▼使ったアイテム

▲「シリコンオフ チビ缶」

 

【STEP7】プラサフ塗装のマスキング

プラサフは広く飛散するので、補修箇所より広めにマスキング。

▼使った補修用品

▲(左)「幅広マスキングシート」(右)「マスキングテープ」

 

【STEP8】バンパープライマー

ペイントの密着性を高めるためにサッとスプレーしておく。

▼使った補修用品

▲「バンパープライマー」

 

【STEP9】プラサフ塗装

塗装の下地となるプラサフは、数回に分けて塗り上げる。

▼使った補修用品

▲(2)「ボデーペンプラサフ」

 

 【STEP10】プラサフ研磨

1000番を使い、指でなぞって段差がわからなくなるまで研磨。

▲中性洗剤を吹きかけながら研磨すると段差がよく分かる

【STEP11】コンパウンド細目

着色前の下地作り。古い塗膜を磨き落とし、塗装のノリを向上。

▼使った補修用品

▲(左)「コンパウンド細目」(右)「コンパウンド専用スポンジ」

 

【STEP12】脱脂

塗装前にしっかりと脱脂し、きれいなタオルで拭き上げる。

 

【STEP13】カラー塗装のマスキング

塗料は広範囲で飛散するので、広めにマスキングをしておく。

▼使った補修用品

▲(左)「幅広マスキングシート」(右)「マスキングテープ」

 

【STEP14】ボカシ剤塗装

塗装直前にスプレーし、塗装時に発生するザラつきを抑える。

▼使った補修用品

▲「ボデーペンボカシ剤」

 

【STEP15】カラー塗装

ボカシ剤が乾かないうちに塗装。1度ではなく、数回で塗り重ねる。

▼使った補修用品

▼(4)「ボデーペン T-112」

 

【STEP16】クリアー塗装(メタリック、パール・マイカの場合)

カラー塗装より広い範囲をスプレー。3回から5回塗り重ねる。

▼使ったアイテム

▲(1)「ボデーペンクリアー」

 

【STEP17】ボカシ剤

白くザラザラしたところに濡れたように見えるまでスプレー。

 

【STEP18】乾燥

塗料が完全に乾くまで、約1週間しっかり乾燥させる。

 

【STEP19】コンパウンド磨き

コンパウンドシート→コンパウンド極細→液体コンパウンドの順に仕上げる。

▼使った補修用品

▲(左から)「液体コンパウンド」「コンパウンド極細」 「コンパウンドシート」「コンパウンド専用スポンジ」

 

【完成!!】

<Before>

<After>

完成仕上がりは期待以上で、深い線キズもすっかり消えた。時間をかけて丁寧に行ったのが功を奏した。【STEP1】の下地研磨が重要。

■想像以上の仕上がりに

初めてDIY補修をする人でも利用しやすいのが、ソフト99のブランドサイトにある「補修ナビ」。これを利用すれば、そのキズの補修にどんな商品が必要なのか知ることができ、ネットで一括購入も可能。「さぁ、はじめよう!」といったときに、アレがないコレがない、と慌てる心配がない。

バンパー補修では、まず下地処理を行うが、傷ついた部分よりも広範囲に研磨するため、少し勇気が必要。この作業で思い切って作業できるかが、後々の仕上がりに大きく影響する。

作業を行って感じられるのは意外に「楽しい」ということ。地味な工程が多く、一つひとつ丁寧にやらなければならないが、これがどうしてやってみると夢中になれるはず。

そして、いざ仕上がりをみると想像以上にキレイなのに驚くはず。約6時間の作業も集中すればあっという間。費用もかなりリーズナブルだ。

<補修の手順をわかりやすくサポート>

クルマのキズを自分で直すDIY補修・塗装をサポートするためのサイト。必要なアイテムの紹介やボディカラーの検索や購入が行えるほか、手順については写真と文字、動画でわかりやすく説明。PCのほかスマホにも対応している。

▲補修したい部分やキズの状態などを選択し、入力が終わると必要な用品や価格、時間がわかる

▲補修用品をそろえたら、手順どおりに作業を進めていくだけ。動画はかなり親切な解説なので初心者でもわかりやすい

■ホイールのガリキズを目立ように補修

外観をスタイリッシュにするアルミホイールを純正採用するクルマが増えている。しかし、そこで悩まされるのが、クルマのホイールを縁石などで擦ってしまった通称 “ガリキズ”。これも99工房で補修することができる。

▼必要な補修用品はコレ!

(1)「サンドペーパー用研磨パッド」(410円)(2)「耐水サンドペーパーセットM」(410円)(3)「曲面用マスキングテープ」(259円)(4)「シリコンオフ チビ缶」(572円)(5)「アルミパテ」(1274円)(6)「パテ用ペーパーパレット」(518円)

アルミホール専用の補修パテは、弾力性に優れ、走行中ホイールに加わる振動や衝撃を吸収。パテの剥がれや割れの心配がない。ステンレスや鋼板などにも使用可能。

 

【STEP1】マスキング

タイヤゴム部とホイール内側にマスキング。

 

【STEP2】下地研磨

耐水サンドペーパー150番でささくれを除去。

 

【STEP3】脱脂

シリコンオフで脱脂する。

 

【STEP4】アルミパテ塗り

少し盛り気味にパテ塗り。乾燥させる。

 

【STEP5】アルミパテ研磨

耐水サンドペーパー1000番で面を均一にすれば完成。

 

【完成!】

キズがあまり目立たなくなった。

本記事の内容はGoodsPress7月号78-81ページに掲載されています

(取材・文/伴隆介 写真/澤田和久)

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