1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

【クルマ用語解説】クルマの「バンパー」てどこの部分? 何の意味があるの?【初心者向け】

MōTA / 2021年5月16日 10時0分

バンパー

クルマの部位を差すときに、なかなか名称が出てこないってことありませんか? 当記事では初心者の方へ向けて様々なクルマにまつわる用語を解説! 今回は「バンパー」の意味をご紹介。

バンパー

バンパーは別のものに衝突したときの衝撃を和らげてくれるもの

自動車を構成するパーツの中で、よく耳にする「バンパー」というワード。これは“Bumper“という英語で、意味としては緩衝器や緩衝装置というのが直訳となります。

では、なんの衝撃を和らげてくれるのかと言うと、自動車が何らかの形で別のものに衝突したときの衝撃からなのです。

つまり、車体の前端と後端に備わっている部分のことをバンパーと呼ぶというワケです。

といっても、高い速度での衝突からドライバーや相手への衝撃を和らげてくれるというよりは、軽い接触からのダメージを和らげてくれるといったイメージで、最近の自動車であれば、柔らかく復元性のある樹脂でできているものがほとんどとなっています。

また、バンパーの内部には緩衝材が配置されていることも多く、車体本体へのダメージを和らげてくれる効果も併せ持っています。

とはいえ、バンパーが備わることで、ついうっかり車体の四隅をこすってしまったとしても、車両本体へのダメージは少なく、バンパーの補修だけで済むという点を考えれば非常にありがたい部分と言えます。

ダイハツ ハイゼットシリーズはコーナー部分のみの交換が可能

ダイハツ ハイゼット カーゴ, ダイハツ ハイゼット カーゴ

ダイハツ ハイゼット カーゴ, ダイハツ ハイゼット カーゴ

働くクルマの代表とも言えるダイハツ ハイゼットは、2017年11月のビッグマイナーチェンジで、フロントバンパーのコーナー部分を別パーツとし、万が一こすってしまったとしても、バンパー一体ではなく、コーナー部分のみの交換ができるようになっており、ユーザーフレンドリーなバンパー形状となりました。

昔は金属製のしっかりしたバンパーが中心だった

80年代に入るまでの車両に関しては金属製のしっかりしたバンパーが中心でしたが、その後樹脂製のものを経て、現在はボディデザインの一部としても重要な意味を持つ部分となりつつあります。

金属製のバンパーが装着されたトヨタ カローラ

そのため、ドレスアップやチューニングの一環としてよりデザイン製を重視したものや、空力特性を考慮したものがアフターパーツとしても多くリリースされており、愛車の見た目を一変させるものとして人気となっています。

アメリカでは「5マイルバンパー」というものも存在した

余談ですが、アメリカでは70年代半ばから「5マイルバンパー」と呼ばれるバンパーの装着が義務化されている時期がありました。この5マイルとは距離ではなく、速度のことで、時速5マイル(およそ時速8キロ)程度の低速域での衝突であれば、バンパーが衝撃を吸収し、復元することを求めたもの。

5マイルバンパーの付いた北米仕様のフェアレディZ(S30Z), 国内仕様のフェアレディZ(S30Z)

5マイルバンパーの付いた北米仕様のフェアレディZ(S30Z), 国内仕様のフェアレディZ(S30Z)

これが義務化されたことで、同じ車種であってもアメリカ市場で販売されるモデルに関しては、その他の地域向けのモデルに比べて大型のバンパーが装着されていたり、似たデザインであってもより長さのある形状になっていたりしたのです。

[筆者:小鮒 康一]

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください