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何これ超軽い! シャープの新「AQUOS zero」は有機ELディスプレイだけじゃない

&GP / 2018年10月3日 20時0分

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何これ超軽い! シャープの新「AQUOS zero」は有機ELディスプレイだけじゃない

シャープは10月3日、AQUOSシリーズから新フラグシップモデルとなる「AQUOS zero」とスタンダードシリーズの「AQUOS sense2」を発表。両機共に2018年の冬モデルとして登場を予定します。特に前者はAQUOSスマホとして初となる有機ELディスプレイを採用しており、シリーズ従来機のAQUOS R2からデザインを大幅に刷新しました。

■手に取れば分かるその軽さ

AQUOS zeroは、約6.2インチの大画面を搭載します。繰り返しとなりますが、同シリーズ初となる有機ELディスプレイを採用。100万:1の高コントラストや、DCI-P3規格の100%の広色域を実現しています。また、コンテンツが実際にもつ色域よりも広色域を再現できる「リッチカラーテクノロジーモバイル」を採用していることもポイント。鮮やかな色彩が再現されます。なお、HDRについてはDolby Visionをサポート。

▲フラグシップモデルとなる「AQUOS zero」

また、ディスプレイ面・背面ともにベゼル部が外側に向けて緩やかにラウンドしているカーブドデザインを採用。会場では、ディスプレイの端をタップしてもしっかり反応するデモが設けられ、ゲーム目的でも快適に使用できることがアピールされました。

そして手に持った印象は「とてもに軽い!」の一言。重量は約146gで、このサイズ感の機種にしてはかなり軽量です。鉄の5倍強いと言われるアラミド繊維が使われた背面パネルと、マグネシウム合金のフレームを使っていることが、これに寄与しています。もちろん、堅牢さも両立したとのこと。

▲シャープは、同機について「世界最軽量(6インチ以上、3000mAh以上を超える電池を搭載したスマホにおいて自社調べ)」と謳う

▲側面の形状は、やや凹型に湾曲しており、手に持った際のフィット感もかなり良かった。なお、下部側面にはUSB Type-C端子を備える

▲右側面に物理ボタン(電源+音量上下)

▲上部側面にはSIMカードスロット

▲背面カメラは単眼に。側に指紋センサーとFelicaマーク。アラミド繊維を含むバックパネルは手触りが適度にサラサラしていて心地よかった

ディスプレイ面には物理ボタンがありません。Android 9の仕様で、ナビゲーションバー部分には白いバーが表示され、これがホームボタンとして動作します。戻るボタンは従来通り左側に表示されますが、マルチタスク画面を表示するには、このバーを上にスワイプアップすることになります。

▲Android 9では、ホームボタンのUIが変わる

CPUはSnapdragonの845を搭載。RAMはAQUOSシリーズとしては最大となる6GBを搭載。ROMは128GBとなります。バッテリー容量は3000mAhです。

また、シリーズ初めて充電ICを2つ内蔵し、「パラレル充電」に対応したこともポイント。電流を2箇所へと分散することにより、充電しながらゲームや動画視聴を行なっても、熱が発生しにくくなりました。

▲Dolby Atmos対応コンテンツの配信予定は「COCORO VIDEO」「TSUTAYA TV」「U-NEXT」など

音響についてはディスプレイ面にステレオスピーカーを搭載。また、「Dolby Atmos」をサポートし、対応コンテンツはより臨場感のあるサウンドで楽しめます。

■AQUOS sense2もディスプレイ表示領域を拡大

一方、スタンダードモデルとなる「AQUOS sense2」は、約5.5インチのフルHDディスプレイを搭載。こちらは有機ELではなくIGZO液晶ディスプレイとなります。縦横比は18:9の縦長デザインとなり、アプリの表示領域は従来モデルと比べて約23%拡大しました。なお、大画面化の一方で、IGZOの省電力性は向上し、消費電力は21%削減されたといいます。

▲AQUOS sense2。CPUにはSnapdragon 450を搭載

メインカメラには、ピクセルサイズを25%大型化したイメージセンサーを搭載。F値2.0のレンズと合わせ、従来機よりも1.5倍の明るい撮影が可能となったとのこと。また、senseシリーズとしては初めて、「AIオートモード」も実装したこともポイント。被写体や撮影シーンに合わせた最適な撮影モードが自動で適用されます。なお、インカメラでは「AQUOS beauty」機能による美肌補正撮影が使えます。

▲ディスプレイは縦長に

▲側面の形状もわずかに変わっている

背面から側面にかけてボディにはアルミ素材を使用。側面にあった角は緩やかになり、より手にフィットする印象を受けました。

▲USB Type-Cをサポート

なお、同機は防水性能やおサイフケータイをサポート。加えて、「かんたんモード」を利用できることや、発売日から2年・最大2回のOSバージョンアップ、およびセキュリティ更新をサポートすることから、スマホ初心者や法人向けにもアピールしていく方針です。

*  *  *

同発表会に登壇した通信事業本部本部長の中野吉朗氏は、「2020年の目標はAndroidシェア40%超え」と述べており、新モデルに対する期待は高め。

実機を触った印象としても、特にAQUOS zeroの完成度が高いので、冬モデルの主力商品となるのではないでしょうか。とにかく手に持った軽やかさでは、秀でるものを感じました。

また、通信事業本部パーソナル通信事業部長の小林繁氏は、「AQUOS R2は、(カメラ性能をウリに)ビジュアルコミュニケーションフラグシップとして併売。一方、AQUOS zeroは、エンターテインメントフラグシップとしてゲームなどを楽しみたい人に向けて訴求していく」との旨を述べています。デュアルカメラを楽しみたい人にとっては、従来のR2も有力な候補として引き続き選択肢に残りそうです。

>> シャープ「AQUOS」(スマーフとフォン)

 

(取材・文/井上 晃

いのうえあきら/ライター

いのうえあきら/ライター

スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。編集プロダクション「ゴーズ」所属。

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