日産「デイズ」に隠れた名車発見!新しい“ボレロ”は車内のクオリティがより上質です

&GP / 2019年6月9日 19時0分

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日産「デイズ」に隠れた名車発見!新しい“ボレロ”は車内のクオリティがより上質です

オーテックジャパンといえば、カスタマイズカーや特装車両を手掛ける日産自動車の関連企業。近年は、創業の地である湘南の海と空からイメージしたブルーのボディカラーをまとった「ノートAUTECH(オーテック)」や「リーフAUTECH」が話題になりましたから、ご存知の方も多いでしょう。

実は、先日デビューした軽自動車・日産「デイズ」にも、オーテックジャパンが手掛けたカスタムカーが存在します。といっても、凛々しい“ブルー系”のAUTECH仕様ではではなく、「デイズ ボレロ」と呼ばれる個性派モデル。実はこのモデル、デイズの標準仕様やスポーティな「デイズ ハイウェイスター」とはひと味違う、なかなか魅力的なクルマだったのです。

■特別な色づかいはオーテックのカスタマイズカーならでは

日産自動車の新型デイズは、同社と三菱自動車の合弁企業であるNMKVが企画や開発を担当。三菱「ekクロス」や「ekワゴン」とは、兄弟車の関係に当たります。

デイズとekシリーズといえば、キャラクターを分けたシリーズ展開に積極的。スポーティなデイズ ハイウェイスター、SUVを思わせるekクロス、そして、カジュアルで普段使いを意識した標準仕様のデイズとekワゴンという、多彩なラインナップを展開しています。

そんな中にあってデイズ ボレロは、ひと言でいえば、上質さとかわらしさに磨きをかけたカスタムカー、という位置づけなのですが、その仕立てがなかなか侮りがたいのです。ちなみにボレロというネーミング、日産自動車のコンパクトカー「マーチ」に、1997年に初めて設定されたもので、先代のデイズにも設定がありました。

新しいデイズ ボレロのベースとなったのは、ハイブリッド機構を搭載しない標準仕様のデイズ。搭載されるエンジンは、排気量659ccの直列3気筒で最高出力は52馬力。組み合わされるトランスミッションはCVTで、駆動方式はFFのほか、4WDも用意されています。

標準モデルとの違いは何か? というと、まずはボディカラーの設定が異なります。デイズ標準仕様の場合、単色以外は選ぶことができませんが、ボレロの場合、ブロッサムピンク、ソーダブルー、ブラックの3色では、ルーフがホワイトパールとなる専用のツートーンカラーとなります。このほか、標準仕様にも設定のあるホワイトパール、アッシュブラウン、スターリングシルバー、スパークリングレッドの単色も用意されますが、ツートーン、単色ともに、ドアミラーがホワイトパール(一部例外あり)となるなど、専用のコーディネートが施されています。

またボレロには、ダーククロームの専用フロントグリル、ホワイトパールのドアハンドル、バックドアフィニッシャーが備わるほか、ホワイトに塗装された専用デザインのアルミホイールも標準装備。

愛らしさと上質さを上手くバランスしたたたずまいに仕上がっているのも、ボレロの特徴といえるでしょう。

■明るくてカワイイだけじゃない上質なインテリア

新しいデイズ ボレロで注目すべきは、何といってもインテリア。新型デイズの内装といえば、ひとクラス上のコンパクトカーをもしのぐほど、高い質感を実現したことが話題となりましたが、ボレロではそのクオリティがさらに向上している印象です。

インテリアにおける特別装備は、専用ソフトレザー調/トリコットコンビシート(ステッチ付)、専用インストパネル、専用本革巻ステアリング、助手席サンバイザー(バニティミラー付)、メッキボタン付シフトノブ、メッキインサイドドアハンドル、ドアトリムクロス(トリコット)と実に多彩。シートやステアリング表皮の変更、専用インストパネルの採用など、手間の掛かるカスタマイズを実現している点は、メーカー系のカスタマイズカーならではといったところです。

そして、それにも増して巧みだと感じるのは、その素材と色使いのコーディネートです。写真では「ちょっと派手かな?」と感じられるシートの色使いですが、オフホワイトのレザー調素材と、モーブピンクのトリコットとの組み合わせは、車内で見ると柔らかな色調。カジュアルながら大人っぽい組み合わせに映ります。

また、レザー調素材に施されるステッチも上質さを引き立てていて、実際のシート表皮の手触りも、さらっと心地良い感じです。

さらに、インパネ上部のソフトパッドやステアリングも、ボレロならではの設え。ステッチが施されたブラウンピンクのソフトパッドや、ベージュとブラウンピンクのコンビカラー本革巻ステアリングが備わっています。

いずれも、超高級な素材や、特殊な製造工程が必要なモディファイではありませんが、キャビン内に収まると、インテリア全体のカラーコーディネートや素材感の調整にしっかりと気を配られていることが分かります。乗車中、常に目に入ってくる部分ゆえ、こういったカスタマイズは中途半端に行うと、不自然さや“取って付けた感”が際立ってしまいますが、その辺りのサジ加減は「さすがオーテック!」とヒザを打つ仕上がりとなっています。

ちなみに「アイボリー×ピンクのインテリアって、男子的にはどうなの?」と思う方もいらっしゃることでしょうし、「私のステキ、もっと無敵に。」というキャッチコピーも女性を意識したものであるのは間違いないでしょう。しかしながら、車内に収まっても気恥ずかしさを感じさせないのは、しっかりとした仕立てと優れた質感があってのこと。

例えば、カバンでいえば、よそ行きの高級バッグではないけれど、男女の別なく普段使いできる、品のいいトートバッグといったものかもしれません。もちろん、こうした仕立ての良さを見てしまうと、「ハイウェイスターをベースにした、ボレロ的なモデルがあればいいな」とか、「ピンクだけでなく、オレンジとかグリーン基調のカラーも選べればなぁ」なんて妄想も広がります。オーテックさん、いかがでしょうか?

ちなみに、デイズ ボレロの価格は、標準仕様の上位グレード「X」と、「ハイウェイスターX」のほぼ中間となる141万1560円〜。標準仕様やハイウェイスターXを検討中の人は、ボレロも忘れずにチェックされることをおすすめします。

<SPECIFICATIONS>
☆ボレロ(FF)
ボディサイズ:L3395×W1475×H1640mm
車重:830kg
駆動方式:FF
エンジン:659cc 直列3気筒 DOHC
トランスミッション:CVT
最高出力:52馬力/6400回転
最大トルク:6.1kgf-m/3600回転
価格:141万1560円

(文&写真/村田尚之)

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