iPhone 11よりも先進的!? 折り畳めるスマホ「Galaxy Fold」を触ってみた!

&GP / 2019年9月15日 20時0分

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iPhone 11よりも先進的!? 折り畳めるスマホ「Galaxy Fold」を触ってみた!

新しいiPhoneが発表されて、気になっている人が多いと思いますが、韓国では折り畳めるスマホが人気を集めているようです。9月6日に発売開始となったサムスンの「Galaxy Fold」という端末です。239万8000ウォン(約21万円)という驚きの価格ですが、発売初日に用意された2000〜3000台が半日で完売し、携帯電話キャリアによる予約販売分(数百台)も、わずか10分で完売したそうです。

Galaxy Foldは、今年2月に発表され、当初は4月に発売される予定でした。しかし、発売前にレビュアーに貸し出した端末に不具合が見つかり、改良を行うために発売が延期されました。そして、サムスンは改良したGalaxy Foldを、9月6日〜11日にドイツ・ベルリンで開催された世界最大級の家電ショー「IFA2019」に出展。韓国を皮切りに、世界で順次発売することが発表されました。

■7.3インチの大画面を自由自在に使える!

タブレットのような大画面。されど、持ち歩くときはコンパクトに折り畳める。Galaxy Foldは、そんな画期的なスマホです。今のところ、日本発売は未定ですが、IFAを取材した際に、いち早く触らせてもらう機会を得ました。

実際に触れた率直な感想を先に言うと、ものすごくワクワクしました。ずっと触っていたくなり、人に自慢したくなる “未来感” のある端末でした。では、その使用感を自慢させてください。

▲7.3インチの大画面ディスプレイを折り畳める「Galaxy Fold」

折り曲げられるディスプレイは7.3インチの有機ELで、解像度は2153×1536ドット。フツーのスマホの2画面分くらいの大きさです。当然、ウェブも地図も写真も、なんでも見やすい。近くにいる人からの覗き見が気になるほどの見やすさでした。

▲文字を入力する際は、画面の半分にキーボードを表示できる

▲写真も大きく表示できる

▲ゲームとの相性も良さそう

▲半開きの状態でメッセージをチェックしたりもできる

大画面を生かして、マルチウィンドウ機能も便利に使えます。最大3つのアプリを同時表示でき、それぞれの表示領域を変えたり、表示する位置を変えるといったことも簡単にできます。

▲画面の端から内側にスワイプして、マルチウィンドウのメニューを表示できる

▲ホーム画面とマップの画面を表示させた状態

▲3画面表示にした状態。3画面すべてのブラウザを表示させることも可能

 

■折り畳むとガラケーの感覚で使える!

Galaxy Foldは折り畳むと、横幅は約62.9mmになります。一般的なスマホよりもスリムで、ポケットにも収めやすい印象です。

折り畳んだ状態の表側にも4.6インチ(1280×720ドット)のディスプレイが搭載されています。このディスプレイもフツーのスマホと同じように使えます。電話をかけたり、メールをチェックして返信したりというときに、いちいちスマホを広げる必要はないんです。しかも、折り畳んだ状態では片手で操作しやすいというメリットもあります。

▲折り畳むとガラケーのようなサイズ感で、片手で操作しやすい

▲底部にUSB Type-Cポートを搭載

■6つのカメラを搭載!

背面に搭載されたメインカメラがトリプルレンズカメラ(広角+望遠+超広角)で、本体を開いた状態でも折り畳んだ状態でも撮影できます。セルフィー用のインカメラは、開いて使うとき用にダブルレンズカメラ(標準+広角)を搭載し、さらに折り畳んだ状態で使えるシングルカメラも備えています。つまり計6個のカメラを搭載していて、どんなスタイルで使う場合にも撮影できる仕様です。

▲背面にトリプルレンズカメラを搭載

▲折り畳んだコンパクトな状態でもトリプルレンズカメラで撮影可能

▲大画面をモニターにして撮影することも。AIによる被写体・シーン認識にも対応していた

 

■ほかの折り畳みスマホと比べてみた!

実はGalaxy Fold以外にも、折り畳めるスマホを触ったことがあります。ひとつは、世界初の折り曲げられるディスプレイを搭載したスマホで、日本でも購入できる「FlexPai」。

▲中国のRoyoleというメーカーが開発し、販売する「FlexPai」。Amazon.co.jpで購入できる(21万6000円)が、日本国内の技術適合認証を受けていないので、使用には注意が必要

これは、ディスプレイを谷折りにするGalaxy Foldとは逆に、山折りに曲げられるモデルです。今年1月にラスベガスで開催されたCESと、2月にバロセロナで開催されたMWCというイベントで実機に触れましたが、U字状に曲がるディスプレイに衝撃を受けました。ただし、折りたたみ時はかなりの厚みがあり、常に持ち歩くには、かさばるように思いました。

▲7.8インチのディスプレイを搭載し、折り畳み時は表と裏に異なる画面を表示できる

ファーウェイも「HUAWEI Mate X」という折りたたみスマホを発表済みです。当初は6月頃に中国やヨーロッパで発売される予定でしたが、9月以降に延期されました。IFA2019の基調講演に、ファーウェイの端末部門のトップであるリチャード・ユーCEOが登場しましたが、Mate Xについての言及はなかったので、発売はもうすこし先になりそうです。

▲ファーウェイが年内に発売予定の「HUAWEI Mate X」。開いた時の画面サイズは8インチ

HUAWEI Mate Xも、FlexPaiと同じく山折り型のモデルです。しかし、ボディが薄く、かなり鋭角に折り曲げられるため、折りたたみ時はフツーの大画面スマホのように持ち歩けそう。ライカのトリプルレンズカメラを搭載し、その高性能カメラで自撮りができることもメリット。ただし、ヨーロッパでの予定価格は2299ユーロ(約27万7000円)と高額です。

▲山折りで折り曲がるディスプレイは、初めて折り曲げるときは、やや不安を感じた

▲折り畳んだ状態でも6.6インチの大画面

▲折り畳んでも約11mmの薄さで、デザイン面での完成度も高い

個人的に、折り曲がるというギミックを最も堪能できたのはHUAWEI Mate Xでした。しかし、山折り型のモデルは、常にディスプレイが露わになるので、汚れやキズの付着が気になりそう。使いやすさの面では、持ち歩く際は大画面を内向きに折り畳んで保護できるGalaxy Foldに軍配が上がります。

HUAWEI Mate Xは5Gモデルとして発売される予定ですが、Galaxy Foldは5Gモデルと4Gモデルの両方がリリースされます。Galaxy Foldのほうが日本で発売される可能性が高いと期待していいでしょう。

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(取材・文/村元正剛

むらもとまさかた/ITライター

iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

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