デジタル+アナログでしっかりガード!クルマの盗難対策アイテム5選
&GP / 2025年1月3日 7時0分
デジタル+アナログでしっかりガード!クルマの盗難対策アイテム5選
クルマの盗難や車上荒らしはピーク時に比べれば大きく数字を減らしているものの、近年は下げ止まりの傾向。盗難被害に遭うのは高級車が多く、犯罪組織が関わっていることも多いようで、手口も複雑になっています。盗難されるのは自宅からが最も多いとのことで、ある朝起きたら愛車がなかった…という事態を防ぐためにも、クルマの盗難対策はしておきたいところです。
警察庁によると、クルマの盗難件数は2003年には6万4000件超でしたが、2023年には5700件程度と20年間で大きく減少しています。これだけ大きく数が減っているのは、その頃からイモビライザーを標準搭載したクルマが増えていることが大きな要因です。
ただ、それに合わせるように盗難の手口も巧妙になっています。イモビライザーやスマートキーなどの車両システムを“だます”手口で、リレーアタックやCANインベーダー、ゲームボーイなどと呼ばれるデジタルな手法が次々に登場しています。
こうした手口に対しては、もちろんデジタルな防犯対策も有効ですが、ハンドルやホイールをロックするアナログな防犯グッズも見直されてきています。デジタル、アナログを問わず備えておきたいクルマの防犯アイテムをピックアップしました。
1. オートバックス「スマートブロッカー2」
デジタル技術による車両盗難防止の代表となるのがオートバックスグループが販売する「スマートブロッカー2」です。これは車両にセキュリティ部品を取り付けた後、専用Webサイトに登録することで、スマホでエンジンの始動可否をコントロールできるようになるもの。リレーアタックやCANインベーダーだけでなく、クルマのコンピュータから直接キー情報を読み取って純正キーと同様のコードを作ってしまうゲームボーイと呼ばれる最新手口にも対応しています。
セキュリティのON/OFF操作は手持ちのスマホで可能。万が一、盗難されてしまったとしてもGPS機能によってクルマの所在地を確認できます。本体価格は6万2300円で、取り付けには車種に合わせたハーネス(1万1000円〜)と取付工賃(1万6500円)が必要。またアプリの利用料が月額1480~1980円かかりますが、巧妙化する手口に対して随時対応していくとのことで信頼感は高いといえます。
2. ヒロ・コーポレーション「PROTECT CASE」
スマートキーが発する微弱な電波を機器で中継してロックを解除してしまうのがリレーアタックと呼ばれる手口です。クルマを施錠し、スマートキーを部屋の中に持っていても場合によっては解錠されてしまうので注意が必要です。この手口に対して有効なのが、微弱電波を遮断するプロテクトケースに入れておくこと。外出先で食事や買い物でクルマを駐めたときにも、念のためにケースに入れておいた方が安心です。
その意味で手軽なのがコンパクトなキーケース。170×105mmのサイズで、価格も450円前後と気軽に導入できるのもメリットです。
3. ホーネット「LH-12R」
デジタルな手口で解錠されてしまったとしても、物理的にハンドルを切れなくして走行できないようにするのがハンドルロックです。アナログな手法ですが、効果は抜群。いかにデジタル技術が進化しても、ハンドルを動かせなければ走れませんからね。
視覚的にも存在感があり、窃盗団をあきらめさせる効果もあります。ホーネットは、この分野では定評のあるブランド。価格は7200円前後です。
4. ホーネット「LT-51R」
こちらは同じくホーネット製で、タイヤをロックして走行できなくしてしまうアイテム。フロントタイヤに装着して施錠するだけなので着脱は簡単で、視覚的な防犯効果も高いのがポイントです。
実は筆者も使っているのですが、外すのを忘れて走り出そうとしても本当に動きません。忘れにくいように、運転席側の前輪に装着しておくのがおすすめです。幅300mm以下のタイヤに装着可能で、バイクにも使えて価格は1万2000円前後です。
5. セイワ「盗難防止ボルト&アルミワッシャー(IMP065)」
実はクルマの部品盗難で半分近くを占めるのがナンバープレート。盗まれたナンバープレートは他の犯罪に悪用されることも少なくないようで、警察庁もナンバープレートの盗難対策を呼びかけています。そんな中で推奨されているのが盗難防止ボルトの装着です。ナンバープレートは普通はネジで付いているのでドライバーがあれば誰でも外せてしまいますが、特殊な工具でなければ外せないようにするボルトです。
シンプルなものですが、これだけでも盗難防止の効果は上がります。セイワのこの製品は、アルミワッシャーを組み合わせてドレスアップ効果もあるのがポイント。ちょっとしたことですが、愛車への愛着も増します。価格が1000円前後と安価に導入できるのもうれしいところです。
<文/増谷茂樹>
増谷茂樹|編集プロダクションやモノ系雑誌の編集部などを経て、フリーランスのライターに。クルマ、バイク、自転車など、タイヤの付いている乗り物が好物。専門的な情報をできるだけ分かりやすく書くことを信条に、さまざまな雑誌やWebメディアに寄稿している。
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