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骨伝導でも高音質!耳に引っ掛けるイヤホンが気になる!

&GP / 2017年3月11日 9時0分

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骨伝導でも高音質!耳に引っ掛けるイヤホンが気になる!

骨を振動させることで音を伝える骨伝導イヤホン。鼓膜を使わないのでイヤホン難聴になる危険性がなく、耳の穴をふさがず環境音を聞ける構造にできることなどがメリットです。しかしデメリットはやっぱりサウンド。一般的なイヤホンに比べるとどうしても音質が劣る傾向がありました。

そんな骨伝導型イヤホンに革命を起こすのが「EarsOpen(EO)」。世界最小の骨伝導イヤホンでありながら、ハイレゾ級の音質を実現したのです。

 

■すべてがジャパンクオリティ。聴覚補助タイプも

骨伝導の技術で多くの基礎発明特許と長い歴史を持つ、国内メーカーのゴールデンダンス社。このメーカーの技術である「ダイナミック振動子」は、形状を円柱状にすることで振動方向を一定に確保し、磁力の放射を限りなく振動子内に取り込むことが可能です。その技術を、SONYオーディオ事業部で開発・設計を行っていたメンバーが中心となって、10φという小さなデバイスで完成させました。

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さらにこのデバイスの最適化を行うことで、分割振動や不要な共振を大きく減少。再生帯域4Hz~40KHzという骨伝導製品として初めてのハイレゾ級音質を実現したのだそう。

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また、楽器の基音に対する倍音の割合をコントロールすることにより、ハイレゾ級の高音質を骨伝導で伝達することに成功したそうです。

耳の周りの骨に当てる従来のネックバンド型の骨伝導イヤホンと違い、耳たぶに装着するような形となるため、装着時の見た目も違和感なし。耳の穴をふさがないため、音楽と共に環境音も聞くことができます。これなら、散歩のときやランニング時などでも安心。耳の鼓膜に負担をかけないため、長時間のゲームプレイ時などにもぴったりです。

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さらに、聴覚に障害を持つ人の使用実例から聴覚補助タイプも開発。聴覚補助としては初めてステレオタイプのMEMSマイクを採用し、骨伝導デバイスの特性である左右の適度なミキシング効果と併せて、音の方向と距離感を表現することに成功したそう。こうして、世界初の、立体空間が認識出来る聴覚補助イヤホンが誕生しました。従来の補聴器と違って耳をふさがない設計なので汗や蒸れによる不快感もありません。

聴覚障害を持つすべての人への有効性を保証するものではないものの、多くの人々の助けとなりそうです。

5月31日まで、CCC(TSUTAYA)グループのクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING by T-SITE(グリーンファンディング)」にて先行販売を実施中で、有線タイプは5880円より、Bluetoothタイプは1万4190円より、聴覚補助タイプは4万9000円より各コースを用意。

3月7日よりスタートしたこのプロジェクトは、3月10日現在で約700%の支援を達成しており、ユーザーの期待が感じられます。

>> GREEN FUNDING「EarsOpen(EO)」

 

(文/&GP編集部)

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