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相続放棄手続き、自分でやってみた。意外と簡単!かかった費用は?やり方は?

ハルメク365 / 2024年8月4日 10時0分

相続放棄手続き、自分でやってみた。意外と簡単!かかった費用は?やり方は?

白菊に込めた思い

還暦チャレンジャー あ・らかん です。昨年(2023年)9月、父が亡くなりました。その時気付いたことと相続放棄について、お話ししたいと思います。

父との関係

父との関係

幼い頃、実家は倒産、両親は離婚し一家離散しました。父は債権者から逃れて居所がわからなくなっていました。私は祖母や親類と言う名の人々のさまざまな暴力の元で成長しました。

今でも『火垂るの墓』を観るたび、親類という名の人々の搾取や言葉の暴力に涙します。父親っ子だった私でしたが、当時の私は父や母に捨てられたと感じ、深く傷ついていました。

何十年ぶりに連絡がついた父には、新しい妻子がおり、私は要らない子でした。その後、新しい妻子と離別し、別のパートナーと生活している父と、関係修復はできましたが、子どもの頃の親子関係に戻るにはあまりにも遅すぎました。

一瞬にどれだけ心を込めたか

父との関係

ある日、パートナーさんから「父が倒れて危篤状態であること、感染防止で面会できないこと、急性期を過ぎたので転院しなくてはならないこと」を告げられました。

いずれはそんな日が来るであろう事はわかっていましたし、「電話がある=良くない知らせである」ことも覚悟していました。とりあえず転院先へ持って行く寝間着などを購入し、転院の際の付添いをすることで、久しぶりに父に会うことができました。

父は私に気付くと目に涙を浮かべ、手を合わせ何度も頭を下げる仕草をしていました。転院先でも週1回15分しか面会できません、二度会うことが叶いました。生きて三度目の面会は叶わず、呼ばれて着いた時には冷たくなっていました。

娘としてできることは全てしようと思い、エンゼルケアや葬儀場での湯灌も積極的にさせてもらい、葬儀では心を込めて親族代表の挨拶をしました。

私の心の中にあったのは、「一番大切なのは、ケア時間の長さでも回数でもなく、その一瞬にどれだけ心を込めたかということです」という大学での学びでした。

相続放棄

一瞬にどれだけ心を込めたか

出典:「相続の放棄の申述書(成人)記入例」(裁判所)

葬儀が終わって遺産相続の件で連絡があるかと思っていましたが、パートナーさんとは火葬場で別れたきり2か月過ぎても連絡がありません。

相続財産があるのかないのかわからないままでしたが、借金等があった場合に備えて相続放棄をすることに。

相続放棄期限

はあと2週間と迫っていました。慌てて、自分の戸籍謄本をネットで郵送受取で申請しました。

1週間後届いた戸籍謄本を持って、父の住所地の役所に行き、住民票除票の交付を受け、申述書を記載して、翌日さっそく家庭裁判所へ出向きました。

第1順位の相続人であり、

被相続人の死亡日から3か月以内

の申述であり、外国人ではないので、即日審判(適法な申立て又は申述がされ、事件の受付の当日に申立人等本人が出頭し、資料も整っているものは、申し立てたその日に裁判官が審理・裁判する)が受けられました。

ひとりで簡単に相続放棄できました。父の死亡から3か月が過ぎる期限の3日前でした。

費用は戸籍謄本700円と送料84円、住民票の除票300円、申述書に貼る収入印紙800円と家庭裁判所や役所への往復交通費だけでした(行政書士だと30000円~弁護士にお願いするとそれ以上必要です)。

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