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【高齢父の認知症】老々介護の現実…1年半、在宅介護を続けていた母の変化

HALMEK up / 2025年1月31日 10時1分

【高齢父の認知症】老々介護の現実…1年半、在宅介護を続けていた母の変化

父が認知症になって、早くも1年半の月日が流れました。その間、月に何度か実家に帰って様子を見ています。私の役割は、父の介護をするというよりも日々介護に追われる母の話し相手、といったところです。介護をする人の心のケアって本当に大切だなと実感しています。

父の経過 ~認知症の症状は緩やかに進んでいます~

認知症が発覚したのは2023年の夏。

当時は、父自身が「みんなに迷惑かけて、でももうすぐそれもわからんようになるんだなぁ」と自分の症状について話していました。

その後、病院で「ビタミン欠乏症かも」とビタミンB12の注射を何度も接種したことで、認知症の症状はいったん改善すらしました。急激に進むと覚悟していた私や母にとって、これはありがたい誤算でした。

何回も同じことを話したり質問してきたり、ある時はお寿司をもぐもぐ5貫ほど食べた直後に「食べるものあらへんやないか!」と怒ったり。そんな“認知症あるある”を見せたと思えば、テレビのニュースについて真面目な顔をして話したり、メモ帳に漢字を書き出したり。

“認知症は進行していくのみ”と思っていたので、日によって、もしくは一日の中でもこのような波があることに驚くばかりでした。

とはいえ、年単位で見れば症状は確実に進んでおり、今日現在、介護用の電動ベッドの上で一日中横になって過ごしています。

去年の秋ごろからは息が苦しい、呼吸がしづらい! と訴えるようになり、救急搬送されたことも。しかし体に大きな異常は見つからず、お医者さんは「いわゆる老衰ですね……」。

認知症とは別に、体力的にも老いが進んでいることを実感しました。

sh240 / PIXTA(ピクスタ)

現在利用している介護保険サービス

これまで1年半、父が外泊をしたのは数えるほどです。

デイサービスやショートステイに行った際も、食事もおやつもほぼ拒否して帰ってきました。潔癖症で頑固な性格の父。施設で入浴なんてもってのほかです。これには母も私もまいりました……。

そんなわけで母はこれまでずっと在宅で父を看ています。

現在利用している介護保険サービスは以下の3つ。

  • 定期巡回・随時対応型訪問介護看護(週2回の入浴介助)
  • 週に1回の訪問リハビリ
  • 訪問診療

随時対応型訪問介護は、何かあったときに24時間頼れるところ。お守りのような場所があることはとても心強いです。

母の心の変化 ~在宅介護を続けてきたけれど~

母の心身の疲れが、私の一番の心配どころです。

特にこの数か月、腰痛や肩こり、不眠など母自身にも不調が相次ぎ……。弱音を吐くことも増えました。

「父は施設では食事もしてくれないから私が看ないと」という責任感と、「がんばってきたけれどひとりで介護するには限界が来ている」とのはざまで、施設に預けるかどうかをずっと迷っていた母。

介護開始から1年半、先日「そろそろ施設を考えようかな」とぽつりと言いました。

私としては、母が“自分のできることはすべてやった”と思えるまで施設の話を進めてはいけないと思っていましたので、今が次のフェーズへのスタートかもしれません。

ケアマネさんと相談して、施設探しを始めていきたいと思っています。

Luce / PIXTA(ピクスタ)

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