50代女性はイメチェンで垢抜ける!髪とメイクを変えたらこうなった
HALMEK up / 2025年2月3日 18時50分
50代・60代女性のイメチェンビフォーアフターをレポートする連載企画。今回は「似合う髪型がわからず、ずっとロングヘア」という50代女性が挑戦。長年“なんとなくロング”だった村瀬さん(50歳)が「大人のウルフヘア」で軽やかにイメチェンします!
小さい頃からずっとロングヘア……50代女性が挑戦!
今回イメチェンに挑戦するのは「自分に似合う髪型がわからず、小さい頃からずっとロングヘア」という村瀬さん。
聞けば、小学生の頃にショートヘアにしてボーイッシュになりすぎたことがあり、二度とショートにしないと決めたのだとか。以来、似合う髪型がわからず、雑誌のヘア特集などをこまめにチェックするものの踏ん切りがつかず、なんとなくずっとロングヘアのままだったそう。
近年は以前にも増してメイクやおしゃれに時間をかけなくなってしまい、メイクも昔のままでどうしたらよいかわからないということでした。
■イメチェンに挑戦する人:村瀬亜紀子さん(50歳)
「髪型を変えたいなとは思っていても似合う髪型がわからず、結局ずっとロングのまま過ごしてきたので、イマドキで若々しい髪型になりたいです。また、お出掛けや友達と会うときなど、ちょっとメイクに力を入れたい日もどうすればよいかわからないので、あまり手間をかけなくてもできるおしゃれなメイクの仕方も知りたいです」(村瀬さん)
■ヘアカット:石川貴文さん
「今回の髪型のテーマは『大人のウルフヘア』です。トップにはふわっとボリュームを持たせつつ、襟足は残してグラデーションとレイヤーのテクニックを使ってカットしていきます。ある程度の長さはキープしつつ、動きと軽やかさが出るのでおすすめです。素敵に仕上がりますよ!」(石川さん)
■メイク:鈴木みほさん
「村瀬さんはあまり作り込んだメイクがお好みではないということなので、ほんの少し工夫するだけで見栄えが変わるメイクを目指します。アイラインの入れ方や眉ブラシ使いなどをちょっと変えるだけで、お手持ちのアイテムでも十分華やかさが出せますよ」(鈴木さん)
※シニア専門ヘアサロン「えがお美容室」でヘアカット&「ビューティー体験(ネイル・メイク・ヘアセット・撮影)」をセットで実施。撮影日はいつものナチュラルメイクで来てもらい、髪型とメイクでどこまで変化するのか、ビフォーアフターを写真で比較。
秋のナチュラル・フェミニンスタイルに変身
カットとメイクに入る前に、写真撮影用の洋服をセレクトしていきます。
家で過ごすことが多いため、服は基本的に動きやすい恰好や、洗濯しやすいアイテムを選ぶことがほとんどという村瀬さん。
Tシャツにジーンズというラフな格好がメインという村瀬さんにスタイリストの土岐まりさんが用意してくれていたのは、流行のニットベストや明るめカラーのフェミニンなプリーツスカートなど。どれも長身の村瀬さんにとっても似合いそう!
「スカートなんて久しぶり~」と言いながら、思わず笑みがこぼれる村瀬さん。ナチュラルな雰囲気もある、秋のフェミニンスタイルにチャレンジすることになりました。
イメチェンのポイント1:50代に人気のウルフヘア
シャンプーをしたら、いよいよヘアカットからイメチェンスタートです。
「今回のテーマの大人のウルフヘアは50代にも人気の髪型で、トップにボリュームを持たせつつ動きも出るので、年齢とともに髪のボリュームが減ってきたという方にもおすすめです。村瀬さんはボリュームは十分ありますが、髪質的にまっすぐなので、その分重たい印象になりがちです。仕上がったときに軽やかな動きが出るように計算しながらカットしていきます」と石川さん。
まずは、濡れた状態で大まかにカットが始まります。村瀬さんのように髪にうねりがある場合、濡れた状態でカットをすると乾いたときに形が変わってしまうため、ある程度濡れた状態でカットしてから、乾かした後でさらにカットを加えて仕上げます。
「年齢を重ねると、髪の水分量が減って乾燥が進んでしまうため、どうしても髪にうねりが出てきます。また、村瀬さんのようにもともと直毛の方ほどうねりが目立ちやすいですね」(石川さん)
今回、ウルフヘアのカットで髪にレイヤーを入れることで軽さと動きを出せば、ストレートのままでいるよりも髪のうねりがカバーできるそう。
イメチェンのポイント2:全方位ドライヤーでふんわり
大まかな形ができたら、いったんドライヤーで乾かします。
硬めのストレートな髪質のため、なかなか思うようなふんわり感が出せないという村瀬さん。
「村瀬さんのように髪が硬めでボリュームの多い方は、髪がストンとなってしまうので、髪を乾かすときにいろいろな方向からドライヤーの風をあてて乾かすと、分け目も目立たずふわっと仕上がります。どうしてもまっすぐになりがちな毛先も、乾かすときに手で丸めながら乾かすとよいですよ」と石川さん。
ドライヤーの風を前後左右、下から上からといろいろな方向に向かってあてていくことで、トップもふんわり仕上がりました。
前髪も同様に、右から左、左から右などドライヤーの風をあてることで、ぱっくり割れを防ぎます。また襟足は、後ろから前に出すように意識しながら乾かしていきます。
「ドライヤーのあてかただけでこんなに変わるんですね! 家でもやってみます」(村瀬さん)
イメチェンのポイント3:トップにボリューム+軽い襟足
髪をしっかり乾かしたら、襟足のバランスを整えていきます。
「村瀬さんはショートカットに抵抗があるということだったので、襟足は切りすぎないよう、でも軽さと動きは出るよう慎重にカットしていきます」という言葉通り、本当に少しずつ、まるで彫刻を作るような緻密さでハサミを入れていく石川さん。
トップに丸みとボリュームを持たせながら、襟足にかけて少しずつレイヤーを入れていきます。
ウルフヘアというと、トップの方から細かいレイヤーが入るイメージですが、最近の流行はトップにはそれほどレイヤーを入れずにボリュームをキープしつつ、襟足にかけて軽さを出していくスタイルだそう。
こうして、大人の魅力全開の、華やかで軽やかな「大人のウルフヘア」に仕上がりました!!
イメチェンのポイント4:立体感のあるナチュラルメイク
続いてはメイクです。
家で過ごすことが多いため、普段は紫外線対策の日焼け止めとBBクリームぐらいで済ませてしまうことがほとんどという村瀬さん。お出掛けの時などちょっとメイクを変えたいなと思っても、どうすればよいのかわからないというお悩みも。
「村瀬さんはもともと肌がとってもきれいなので、ファンデーションではなくBBクリームなどでも十分カバーできますね。とはいえ、立体感は出したいところ。顔のサイドに肌色より暗めの色味を入れるとよいですよ」と話すのは、メイク担当の鈴木さん。
鈴木さんいわく、ベースメイクは顔のサイドにワントーンからツートーン暗い色みを使用することで顔が引き締まり、立体感も出るそうです。
ベースが出来上がったら、ポイントメイクに進みます。
イメチェンのポイント5:目力UP!4つの簡単テク
濃いめのしっかりメイクが苦手という村瀬さんに、「アイシャドウなど、濃い色をつけなきゃということはなく、まぶたにやさしいブラウンをフワッともってくるだけでも引き締まって見えますよ」と鈴木さん。
いつもと違う印象に仕上げたいときは、アイシャドウなどのメイクよりもまつ毛をビューラーでしっかり上げるほうが効果的なんだとか。
また、アイライナー使いにも秘策が。
「アイライナーが苦手な人でも簡単に目力アップ効果があるのが、黒目の上だけ、目の際に淡いブラウンのアイラインを入れること。それだけで黒目がキラキラして見えます」(鈴木さん)
アイライナーを使い慣れていない人には、ウォータープルーフで柔らかめのジェルペンシルタイプが描きやすくておすすめだそう。
「加えて、少し濃いめのアイシャドウをアイライン感覚で目元に入れるのもおすすめです。まつ毛の空いたところを埋めることで目元が引き締まり、より目力がアップします」
また、年齢を重ねると顔のパーツが外側に流れがちなので、眉頭は少し内側に入れるのを意識すると顔全体がぐっと引き締まり、小顔効果もあるのだとか。
イメチェンのポイント6:チークでさらに立体感をプラス
「顔の立体感を出すためには、チーク使いはかなり重要です」と鈴木さん。
「顔の一番広いところを横に遮るように、頬の高いところからこめかみに向かってチークを入れていくと、色の効果で一番高いところが引き締まって見えます。チークで血色もよくなるので、顔色を明るくしながら立体感を出すことができます」
また、頬に塗った後に、ブラシに残ったチークを顔全体にふわっと入れることで、顔全体の血色がよくなって頬だけが浮かずにすむのだそう。
「チークにはピーチ系のカラーを選ぶと肌になじみやすく、ナチュラルながらもフレッシュな感じに仕上がりますよ」
さらに、下まつげにも少しマスカラを付けておくと、頬の幅がその分短くなってより小顔効果が期待できるのだとか。
「アイメイクやチークで顔に立体感を出すことで、イキイキと若々しく見える効果もあります」(鈴木さん)
仕上げのリップに鈴木さんがセレクトしたのは、この秋流行のオレンジレッド。
「濃いめのリップに抵抗があるなら、バームやワセリンなどと混ぜて使うと程よい色みになり、乾燥も防いで色付きリップのような感覚で使えますよ」(鈴木さん)
なるほど、その方法を使うとグロスがなくても自然なツヤ感がプラスされますね!
イメチェンのポイント7:爪はラメ使いで長く見せる
イメチェン企画ではネイルカラーで手先までおしゃれに仕上げていきます。
今回、ネイリストの橋本まりえさんがセレクトしたネイルカラーは、秋らしい洋服にあわせたブラウン。
「ブラウンは肌なじみがよい分、ナチュラルすぎる印象もあるので、粒子の小さいゴールドのラメを組み合わせて華やかさも出していきます」(橋本さん)
村瀬さんにネイルのお悩みを聞いてみると、「爪が割れやすく、きれいに伸ばせません。そのため、どんどん爪が短く、小さくなってしまい、大きさもバラバラなんです」とのこと。
そんな村瀬さんのお悩みは、爪先に入れるラメ部分の幅を調整することで解決! グラデーション効果で爪の大きさが揃って見えます。このテクニックを活用する際には、あえて粒子の小さいラメをチョイスするとよいそう。
こうして美しい手元が完成し、イメチェン終了です!
大人っぽく華やかに変身!イメチェンビフォーアフターを写真で比較
イメチェン前は「似合う髪型がわからない」とお悩みだった村瀬さんですが、どのように変身したのでしょうか?
さっそく、ビフォーアフターを比較してみましょう!
■フロント(正面から)
イメチェン前は、少し重たい印象だったロングヘアが、トップにボリュームを出して襟足を軽くしたことで、動きのある「大人のウルフヘア」に。
また、ナチュラルながら立体感を意識したメイクで顔にメリハリが出て、目力もアップ! 顔全体に華やかさをまとって、若々しくイキイキとした印象になりました。
■サイド(横から)
サイドも、イメチェン前は後ろがややペッタリしていたのがトップに丸みが出て、顔まわりもスッキリ。メイク効果で横顔も全体的にリフトアップして見えますね。
■バック(後ろから)
後ろ姿は襟足にレイヤーを入れたことでスッキリとしていて、軽やかに。全体的に動きがでてうねりも気になりません。髪のツヤもアップしています。
長年の❝なんとなくロング❞スタイルから卒業し、今どき感のある「大人のウルフヘア」に見事にイメチェンしました!
「勇気を出して一歩踏み出してよかったです!」
流行のニットベストとプリーツスカートに着替えた村瀬さん。ワントーンコーデがスラリとした長身にとってもお似合いで、まるで本物のモデルさんのよう。自然と笑みがこぼれます。
ポーズをとるたび髪やスカートがふわりと動き、ナチュラルな秋のフェミニンスタイルに変身しました!
そんな村瀬さんに、イメチェンの感想を聞いてみました。
「イメチェン前は髪型をどうしていいのかわからず、ずっと同じ髪型のままだったので、こんなに肩から下を短く、軽くしたのは本当に久しぶり。動きと軽さが出たことですごく気分も変わり、自信の持てる髪型になれました」
「メイクも普段使っている手持ちのアイテムで塗り方やラインの入れ方を変えるだけで立体感が出せたり、お出掛けなど雰囲気を変えたいときにも活用できるコツを教えてもらえてうれしいです。今日教えてもらったテクニックをこれから実践していきたいです」
「こんなにたくさんの人に丁寧に扱ってもらったのは結婚式以来ぶり(笑)。想像以上に変身できて、思い切って一歩踏み出してイメチェン企画に応募してよかったです。本当にありがとうございました」
後日、村瀬さんからこんな感想もいただきました。
「アドバイスいただいたように髪を乾かすときに気を付けただけで、朝起きてすぐの状態でも髪がはねることもなく、しっかりまとまっていました。ブラシで髪をとかすだけでヘアスタイルが決まり、思ったよりラクチンで助かります」
心配していたブローも難なくクリアできて、イメチェンした自分を楽しんでいるそう。これからも新しいスタイルにどんどんチャレンジしてみてくださいね!
「似合う髪型&メイクがわからない」そんな人は、プロのサポートでイメチェンに挑戦してみませんか?
思い込みを捨てて、髪型やメイクをアップデートすれば、あなたもとびっきりの笑顔になれるはずです。
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■えがお美容室
年齢を重ねた素敵な女性のための美容室。白髪が気になる、髪にボリュームがでない、 髪が細くなってきた、ツヤがなくなってきたなど、シニア世代ならではのお悩みにお答えします。
TEL:03-5980-7522
東京都豊島区巣鴨3-20-14 山下ビル2階/不定休
■美容師:石川貴文さん
20年以上のキャリアを通してお客様の理想に応え続け、えがお美容室でのサロンワークにてシニア世代の髪の悩みを解決している。講師としても活動し、そのノウハウに注目が集まっている。
■メイク:鈴木みほさん
40代以上の女性を愛らしく輝かせるメイクを得意とするメイクアップアーティスト。広告をはじめ舞台、 CM、PV、コスメブランドなどでアーティストやモデルのヘアメイクを手掛け、活躍中。
ヘアカット=石川貴文(えがお美容室) メイク=鈴木みほ(えがお美容室) ネイル=橋本まりえ(えがお爪工房) 衣装スタイリング=土岐まり(えがお洋品店) 撮影=土谷陽介、吉原潤一(えがお写真館)
※この記事は2022年10月の記事を再編集して掲載しています。
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