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京都最古の神社が守る水と出会い、完成した究極のジャパニーズコーヒー「神山湧水珈琲」の魅力

Hanako.tokyo / 2021年10月15日 19時0分

京都最古の神社が守る水と出会い、完成した究極のジャパニーズコーヒー「神山湧水珈琲」の魅力

〈味の素AGF〉が世界文化遺産〈上賀茂神社〉の境内を流れる神山湧水と出会い、作り上げたジャパニーズコーヒー「神山湧水珈琲」。そもそも、両者の“水のご縁”はどのようにして始まったのか。コーヒーの開発秘話から、現在まで続く文化事業までの歩みをお届けします。水、そして自然を守るための取り組みを通して、いま私たちにできることとは?(PR/味の素AGF)

上賀茂神社の水で作ったジャパニーズコーヒー「神山湧水珈琲」

《神山湧水珈琲|煎》。

四季折々の自然を感じながら、コーヒー片手にベンチに座ってひと息。ベンチの背もたれと座面にはヒノキ材を使用しています。 ※現在、お休み処は珈琲ブースのすぐ隣に移設されています。

上賀茂神社の境内を流れる神山湧水を活かし作り上げた神山湧水珈琲は、日本の味覚に寄り添う、まろやかで繊細な味わい。境内には常設のお休み処《神山湧水珈琲|煎》があり、注文ごとに豆を挽いて抽出した、こだわりの神山湧水珈琲をいつでも楽しむことができます。

《神山湧水珈琲|煎》
京都府京都市北区上賀茂本山339 上賀茂神社内
075-781-0011
10:00〜16:00
無休

《神山湧水珈琲|煎》
公式サイトはこちら

水を通じてつながった上賀茂神社と味の素AGFのこれまでの歩み

境内を流れる湧き水・神山湧水。

手水舎にまで流れ、参拝者の手を清めています。

境内を流れる御物忌川と、川に架けられる玉橋。【上賀茂神社Instagram(@kamigamojinja.official)より】

ニノ鳥居を入った正面の立砂は、神山をかたどったもの。

平成27年、味の素AGFは、日本の水に合うコーヒーの開発を進めるため日本各地の名水を研究していたところ、2600年以上にわたり、京都一帯の水を司ってきた上賀茂神社の存在を知ります。神社の奥に鎮座する神山から流れる神山湧水の清くまろやかな舌触りはもちろん、長い間水を守り続けてきた歴史と想いに、深い畏敬の念を感じたプロジェクトチームは、早速、神山湧水を持ち帰り、コーヒーの開発を始めます。
神山湧水は、軟水の中でも特に軟らかい水質。神山湧水で淹れるコーヒーは渋みが弱くなり、全体の風味がマイルドになることを突き止めます。さらに、神社で飲んだ京番茶の焙煎香をヒントに、味の素AGFの独自技術によってブレンドの調合や焙煎のパターンなど改良を続けた結果、香り高くすっきりとした味わいの神山湧水珈琲が完成しました。

和を意識した、特設の「野点(のだて)珈琲ブース」にて、参拝者に無料で神山湧水珈琲を振る舞いました。

「一人でも多くの方に、神山湧水珈琲を味わってほしい」という願いから、味の素AGFは上賀茂神社に相談。「世界文化遺産 上賀茂神社 式年遷宮記念文化事業」として“水の大切さと文化”を伝えていく取り組みを始めます。ちょうど平成27年は式年遷宮最高潮の年。5、7、10月の3回、神社の境内でしか味わえないコーヒーを振る舞うという味の素AGFならではの方法で、式年遷宮のお祝いに参加しました。
さらに、コーヒーを入れる器は、東北の窯元が焼き上げた陶器に。東日本大震災以降、味の素AGFが続けてきた東北の窯元の復興応援に、上賀茂神社が賛同・共鳴し、東北の器でおもてなしをすることに決めました。
また、式年遷宮の特に重要な儀式である「正遷宮」を味の素AGF特設サイトからインターネットにて放映し、全国に発信されました。

平成27年からスタートした「上賀茂神社の森づくり活動」。

神社で執り行われる披露宴でも、コーヒーが提供されている。【上賀茂神社Instagram(@kamigamojinja.official)より】

お休み処《神山湧水珈琲|煎》では、神山湧水珈琲が気軽に楽しめます。

「式年遷宮記念文化事業」での提供をきっかけに、「和菓子に合う珈琲」をコンセプトに、神山湧水珈琲が開発のベースになった「煎」レギュラー・コーヒーが誕生。お家でも手軽に楽しめるようになりました。また、自然を守り続けてきた神社の姿勢に賛同した味の素AGFは、“活動を通じて、水の大切さと自然の豊かさを未来に伝えていきたい”という考えから、式年遷宮で使用する檜皮を採取するヒノキの植樹エリアの下草刈り、除伐、獣害対策に協力する活動を始めます。
現在も式年遷宮記念文化事業は継続し、味の素AGFと上賀茂神社の水のご縁は続いています。横綱白鵬関の奉納土俵入りや神社での披露宴など、様々な場面でコーヒーが提供され、平成31年4月には、鎮座以来初の常設お休み処《神山湧水珈琲|煎》が開設。神山湧水珈琲の輪はどんどん広がっています。

味の素AGFコーポレートコミュニケーション部・小梶智也さんに話を伺いました!

味の素AGFコーポレートコミュニケーション部・小梶智也さん。

「当時の味の素AGFの社長は日本の和食と出汁の文化に詳しく、ヨーロッパで圧をかけて淹れるエスプレッソが主流である理由は、ソースなどの調味料も“足し算”をして作るからなのではないかと言ったんです。一方、ドリップが主流である日本は、素材の味を活かす“引き算”で出汁をとる。そこでわかったのが、水の違いです。出汁は結果的に軟水だから引き出せますが、海外の硬水だとむずかしい。『もしかしたら、日本の水に合ったコーヒーが作れるかもしれない』という話が社内で出て、名水の調査が始まりました。神山湧水に出会ったときは、言葉が出ないくらい感動しましたね。日本の和食にある“引き算の文化”を具現化できると確信しました。
神山湧水珈琲をベースに『煎』レギュラー・コーヒーを開発しましたが、経緯を含め、とにかくみなさんに知ってほしい、味わってほしいと思える自信作です。
上賀茂神社の方々が長い歴史の中でも守り、体現し続けているSDGsへの考え方にも共感しました。弊社でもインスタントコーヒーのパッケージをコンパクト化して、プラスチックの廃棄量を減らしたり、剥がしやすいラベルで分別を徹底してもらうなど、環境を考えた運動をしています。今後も式年遷宮記念文化事業を含め、活動の意義を社員がしっかり理解して、長く継続していくことが、重要なことなのかなと思います」(小梶さん)。

上賀茂神社・乾 光孝さんに話を伺いました!

上賀茂神社・乾 光孝さん。

「京都には古くから豊富な地下水源があり、賀茂川上流に鎮座する上賀茂神社の境内には複数の井戸があります。そのうちの1つが神山湧水です。水質検査を行ったところ、飲料に適用している水の中でも、まろやかな口当たりが特徴の超軟水。参拝者の多くは2リットルほどの空ボトルを持参して神山湧水を持ち帰るのですが、活用方法を伺ったところ、コーヒーやお茶に使用するそうです。
水を守る理由には、神社創建の根本的なところに密接な関わりがあります。上賀茂神社には古くから水徳神が祀られており、生きていく上でなくてはならない恵を与えてくださる信仰。神社の水が枯れてしまうと、京都全体が困ってしまいます。そのため、古くから私たちは水を守っているんです。
味の素AGFの方々は、私たち神社が知る文化的、歴史的な面ではなく、多くの生活者の視点から水を考えることができます。コーヒーを開発する際には、具体的に活用方法も示してくれました。初めて神山湧水珈琲を飲んだときは、京都の方言でいう“水くささ”(味が薄い、水っぽいなど)がなかった。まろやかさもありつつ、飲み干すまでコーヒーがしっかり残っていたんです。両立させるなんてすごいなと率直に感じましたね。式年遷宮でのお披露目は大変でしたが、目をいきいきとさせながらコーヒーを飲むみなさんの姿が見られて、とてもうれしかったです。
近年はなかなか外出するのがむずかしい状況ですが、参拝に来られる方からは『気持ちよかったので、また明日から頑張りたい』と言っていただけます。それは、上賀茂神社のサステナブルな営みがある証。日本では、過去に何度もパンデミックが起きていますが、2600年もの歴史がある上賀茂神社は克服し、境内は現在まで地図と変わらず同じ寸法で残っていて、祭りも続いています。色々な制約があり、気持ちが晴れない日々が続いているかと思いますが、ぜひお参りに来た際は、コーヒーを飲んで、明日の活力にしていただきたいです」(乾さん)。

2つの想いを書籍でも楽しんでみて

書籍『京都 上賀茂神社と水のご縁 葵』

二葉葵のポット。【上賀茂神社Instagram(@kamigamojinja.official)より】

上賀茂神社を象徴する紋で、京都三大祭「賀茂祭(葵祭)」で使用されるフタバアオイを保護・育成する団体「葵プロジェクト」。そんな葵の歴史、環境問題など様々な角度から紹介し、「葵」を通して古からの上賀茂神社とSDGsとの関係性を紐解いていく書籍『京都 上賀茂神社と水のご縁 葵』が発売しました。味の素AGFも「式年遷宮記念文化事業」の一環として協賛し、上賀茂神社との水のご縁について紹介。歴史深い上賀茂神社をさらに深堀りし、サステナブルな活動の記録を知ることで、日本の自然の豊かさと守っていくことの大切さを実感することができます。

味の素AGFのサステナブルな水の取り組みにも注目!

コーヒーにとって、欠かせないのが“水”。味の素AGFでは三重県鈴鹿山麓、群馬県赤城山南麓の森の一部を「ブレンディの森」と名づけ、自治体と協力して森林整備による水資源の保護に取り組んでいます。森を整備することで水資源の保全になり、水の大切さと文化を伝えることができるとか。詳しい活動内容は、公式サイトをチェックしてみて。

上賀茂神社
公式サイトはこちら味の素AGFのサステナビリティ
活動について

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