偽造した運転免許証を会社に提出 給与を口座振り込みにする際に金融機関が見破る 56歳の男「間違いありません」男は取得歴なし

偽造有印公文書行使容疑で56歳の男を逮捕した札幌厚別警察署

おととし３月と今年３月、勤務する会社に車の運転免許証を提出する際、偽造した免許証やそのコピーを提出したとして、56歳の男が逮捕されました。

偽造有印公文書行使の疑いで逮捕されたのは、札幌市西区二十四軒１条２丁目の56歳の会社員の男です。

男は、おととし３月、勤務する配管工事会社に対し、偽造した運転免許証のコピーを提出したほか、また今年３月には、偽造した免許証を提出した疑いが持たれています。

警察によりますと、男には一度も免許を取得した記録がなく、会社には偽造した免許を提示して、働いていました。

しかし今年３月、給与を手渡しから口座振り込みに変更する際、男の免許証のコピーを見た金融機関が違和感を持ち、警察に通報したことで、発覚したということです。

取り調べに対し、56歳の会社員の男は「偽造の免許証をコピーしたり、使ったりしたことに間違いありません」などと話し、容疑を認めているということです。

偽造した免許証は、一般の人が見破るには難しい出来ということで、警察は、免許証をどのように偽造したかなどいきさつを詳しく調べています。