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全国大会2年連続出場の強豪ブラバンが直面する“悩み”メンバーの持ち出し10万円、高い遠征費に市の補助金なくクラファンで募る 新琴似北小学校

北海道放送 / 2024年10月2日 21時14分

札幌の小学生たちが活動するブラスバンドが、北海道代表として、全国大会に出場します。

本番に向けて猛練習が続くなか、ある悩みに直面しています。

体育館にあふれんばかりの観客に迎えられた子どもたち。ひとたび楽器を演奏すると。

華麗な音色を奏でるのは、札幌の「新琴似北ブラスバンド」です。

メンバーは、新琴似北小学校の2~6年生までの児童、計44人。

平日の朝と土曜日に練習しています。

新琴似北ブラスバンド 多田優海さん(小6)
「パートごとに分かれて練習しています。私は(毎朝)6時くらいに起きています」

新琴似北ブラスバンド指導者 三上充さん
「メトロノーム、変わらないテンポで練習するのをやったほうがいい。タンギングはやいやつ…」

練習にいっそう熱が入ります。全国大会を控えているからです。

ブラスバンドは2024年の夏の吹奏楽コンクールの全道大会で「金賞」を受賞。

10月13日、茨城県水戸市で開かれる「東日本学校吹奏楽大会」に北海道代表として出場します。しかも、2年連続の快挙。

新琴似北ブラスバンド 多田優海さん(小6)
「去年の6年生の思いを引き継いで、今年もいい結果を残せるように頑張りたい」

そんなブラスバンドはある悩みに直面していました。

新琴似北ブラスバンド指導者 三上充さん
「ブラスバンドの活動自体は、中高の部活動とは違って少年団的な扱い。特に札幌市からの補助は一切ない」

お金の悩みです。ブラスバンドは部活動ではなく、あくまで少年団の扱いのため、市からの補助がありません。

「楽器の輸送費」「交通費」「宿泊費」など、遠征のため、各メンバーの家庭の持ち出しは10万円ほどになります。

その負担を何とか軽くしたいと考えたのが。

新琴似北ブラスバンド指導者 三上充さん
「楽器の輸送分をクラウドファンディングでご支援いただけたら。子どもたちが頑張っているところをくんで、応援・支援してくれたらありがたい」

クラウドファンディングで寄付を募ることにしました。

大会を前に開かれた壮行演奏会。

新琴似北ブラスバンド 小嶋英美子さん(小6)
「感謝を伝える演奏会なので、精いっぱい頑張って演奏できたらいいな」

新琴似北ブラスバンド 岸井遥毅さん(小6)
「東日本大会で演奏する『ロイヤルマイル組曲』の3楽章を頑張って練習しているので、特に聴いてほしい」

たくさんのエールを力に変え、自分たちの音色を全国大会のホールに響かせようと奮闘しています。

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