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美しい丘のマチの“白樺並木”40本あまりの木々を地権者らが伐採 観光客の畑侵入などで農作業への悪影響…オーバーツーリズムの弊害 北海道美瑛町

北海道放送 / 2025年1月14日 19時26分

美しい丘の風景が自慢の北海道美瑛町で人気だった白樺並木が14日朝、地域の人たちによって伐採されました。

オーバーツーリズムが理由だということです。

谷本洋記者
「セブンスターの木の近くにある白樺並木がすべて根元から切られています」

無残な姿で横たわるのは14日、切り倒された40本あまりの白樺です。

この白樺並木は、美瑛町の代表的な観光名所「セブンスターの木」の隣で13日まで、美しい丘の景観を演出していました。

しかし、14日7時ころ、地権者らによって伐採されました。

セブンスターの木の周辺は、オーバーツーリズムの影響で、夏は、観光客で溢れかえり、畑の無断立ち入りや、通行の障害が課題になっていました。

美瑛町農林課 平間克哉課長


「美瑛町にたくさんの人が訪れることはうれしいが、農作業の、農作物に影響がある。地元の要望が強ければ、伐採はやむをえない」

多くの観光客が訪れるセブンスターの木。地域住民の感情は複雑です。

地域住民
「世界トップクラスの景色なのに切っちゃうのはさみしい」

「(観光客が)道路に座り込んで、車が行っても全く避けてくれない。農作業の障害に十分なっている」

町では、引き続き、オーバーツーリズム対策を行っていくとしています。

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