得点源・山本麻衣、１次Ｌ最終戦も欠場 日本女子“正念場” ベルギーに勝って希望つなぐか

山本麻衣

◆パリ五輪　第１０日　▽バスケットボール女子１次リーグＣ組　日本―ベルギー（４日、リール＝ピエール・モロワ競技場）

　２１年東京五輪銀メダルで世界ランク９位の日本は、１次リーグＣ組の最終戦で、日本時間午後６時から同６位のベルギーと対戦する。

　日本バスケットボール協会は４日、２月の五輪最終予選でＭＶＰを獲得した得点源・山本麻衣（トヨタ自動車）が、前戦のドイツ戦に続き欠場すると発表した。初戦米国戦で負った脳しんとうの影響のため。

　バスケットボールの１次リーグは、１２チームが３組に分かれて実施。各組上位２チームと各組３位から上位２チーム（〈１〉得失点差〈２〉総得点〈３〉世界ランク）が８強に進む。

　日本とベルギーはともに連敗中で、両者はいずれも突破への道をつなぐために「勝ち」が必須。さらに日本は２試合を終えて得失点差が－３７。出来るだけ大差をつけて勝つ必要がある。

　Ａ組はすでに１次リーグが終了し、組３位の中国は得失点差－１。日本はベルギー戦に３７点差以上で勝ち、得失点差を０以上にすれば即突破が決まる。だが、強豪相手に極めて厳しい条件だ。３７点差以内で勝った場合、全ては４日の日本時間２０時３０分以降に行われるＢ組最終戦の結果次第になる。