Ｊ２横浜ＦＣ四方田修平監督 最短で６日にＪ１昇格も「まだ何もつかんでない」

練習で指示を出す横浜FC四方田修平監督（カメラ・浅岡諒祐）

　Ｊ２横浜ＦＣは１日、横浜市内で６日の鹿児島戦（ニッパツ）へ向けて練習を行った。

　横浜ＦＣは前節（第３３節）の首位清水との試合（国立・１△１）を終えて勝ち点７１の２位。翌日に３位の長崎が岡山に敗れたことで、勝ち点差は１１となった。横浜ＦＣが６日の鹿児島戦に勝利し、同日に長崎が大分に引き分け以下で終わった場合、その時点で２年ぶりのＪ１昇格が決定する。

　しかし練習後取材に応じた四方田修平監督は、「まだ何もつかんでいない。次の試合の鹿児島戦でまず勝つってことに集中できれば」と目の前の試合に集中することを強調した。

　練習前のミーティングでも、日頃から選手に話している「一喜一憂しない」ことを再度徹底。「全力で目の前に集中して勝ちに行くこと（を話した）。まだまだ攻守に足りないところはたくさんある。清水戦もいいゲームをしたし、頑張って戦ってくれたとは思ってはいるが、まだまだ甘さがあるっていうか。普段のトレーニングとか、ピッチ外の部分の準備のところを、残り試合しっかりやっていかないといけない」。前節で出た課題をもとに改めて引き締め直した。

　清水戦では２０１９年に記録した１８戦無敗のクラブ記録を上回る１９戦無敗を達成。終盤に追いつかれ、引き分けとなった試合での達成に「なんか悔しい試合をした後におめでとうって言われても、なんかちょっと複雑」と苦笑いを浮かべたが「今週はそこ（２０戦無敗）を目指してやってます」と、記録の更新へ意気込んだ。