巨人・阿部監督、ＣＳへ２拠点調整 先発＆若手野手は宮崎 救援＆主力野手は東京 ９日東京Ｄで練習試合

ティー打撃をする丸佳浩（カメラ・相川　和寛）

　巨人・阿部慎之助監督（４５）が１日、適材適所の準備で１６日からのＣＳ最終ステージまでの約２週間を過ごしていく考えを示した。「ベテランも何人か、フェニックスに行きたいという希望があったからね。後半の方で行くのかな。前半に行く子もいるしね」と今後の調整案を明かした。

　７日から宮崎で行われるフェニックス・リーグ（Ｌ）は、１軍からは浅野や門脇ら若手や、モンテスを派遣し、指揮官も視察予定。主力野手は調整を任せる方針だが「丸とかが行くんじゃないかな」と希望する選手は実戦感覚を養うためにフェニックスＬへ参戦する。岡本和らは残留し、シート打撃などで準備を進める見込みだ。

　先発投手はＣＳでの登板日を考慮しながら、同リーグで調整登板する。捕手についても「先発と一緒に受けに行く。振り分けていくと思う」と阿部監督。実松バッテリーコーチ、内海投手コーチも派遣する。

　救援投手は残留調整が基本方針。９日にＧ球場で予定されていた３軍と日本製鉄かずさマジックとの交流戦を東京Ｄ開催に変更。「そこで中継ぎ投手を投げさせる」と本拠での登板機会とする。１２年以来の日本一へ、個々に応じた調整で万全を期す。（宮内　孝太）