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【ロッテ】佐々木朗希、22年4月の完全試合以来の完投勝利で自身初の2桁勝利に到達…チームは2年連続のCS進出が決定

スポーツ報知 / 2024年10月1日 20時38分

1失点完投で10勝目を挙げ、吉井理人監督に頭をなでられる佐々木朗希(カメラ・上村 尚平)

◆パ・リーグ 楽天1―5ロッテ(1日・楽天モバイル)

 ロッテの佐々木朗希投手が、22年4月10日のオリックス戦(ZOZO)で完全試合を達成して以来となる完投勝利を挙げ、自身初の2桁勝利に到達した。9回5安打1失点。チームは3位が確定し、CS進出が決まった。

 佐々木は初回は2死から3番・辰己の強烈なピッチャー返しの打球が右膝をかすめて中前安打に。尻餅をつきながらマウンド上に転倒した右腕は、駆け付けたトレーナーにジェスチャーで無事を伝えて続投したが、その後は2死一、三塁からフォークが暴投となって先制点を献上した。だが、2回以降は3回に単打を許すも、それ以外は7回まで3者凡退に封じた。

 1点を追う打線は5回2死一塁から8番・安田が中前安打で一、二塁とチャンスメイク。続く9番・友杉の遊撃後方のフライがエラーを誘い、一気に2人が生還。1番・岡にもエンタイトルの適時二塁打が飛び出し、この回3得点を奪った。

 佐々木は、2点リードの8回には2死一、三塁のピンチを招いた。だが、小深田を129キロのスライダーで二ゴロに仕留め、切り抜けると、マウンド上で「しゃっ!」と大きくほえた。8回までは99球を要し、5安打9奪三振で1失点にまとめ、9回は先頭の辰己からこの試合10個目の三振を奪うなど3者凡退で締めた。

 バックネット裏にはメジャー関係者が集結。ドジャースは今季初視察のアンドリュー・フリードマン編成本部長、ゲレン・カー球団副社長ら複数人体制でチェックした。熱視線を送ったフリードマン編成本部長は、佐々木に対し「彼は素晴らしく才能があるピッチャーであることはあきらか。私は日本には何年も前から来たことがあり、いろんな才能のある投手を見て来たが、彼は過去にアメリカに渡った投手たちの仲間に入れる人材です」と評価した。

 佐々木の完投は、22年9月2日のオリックス戦(ZOZO)以来2年ぶり。完投勝利は、完全試合を達成した同年4月10日の同戦以来となった。

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