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【ソフトバンク】前田悠伍持ってる 0―6降板から打線奮起 今宮健太逆転3点二塁打で11年ぶり大逆転

スポーツ報知 / 2024年10月1日 21時12分

オリックスに勝利して、タッチをするソフトバンクナイン(カメラ・義村 治子)

◆パ・リーグ ソフトバンク8―6オリックス(1日・みずほペイペイドーム福岡)

 ソフトバンクのドラフト1位ルーキー・前田悠伍投手が11年ぶりの大逆転勝利を“演出”した。チームの貯金は今季最多の40。2位とのゲーム差も最多タイの13となり、残り2試合で大台の90勝に「あと1」とした。

 デビューはホロ苦すぎる結果に終わった。初回は3者凡退。しかし2回に先頭から4連打を浴びるなど4点を失うと、3回にもセデーニョに14号2ランを食らい、3回8安打6失点でマウンドを降りた。「2軍では打ち取れていたコースでも、1軍のバッターには打たれてしまったし、追い込んだあともうまく対応されてしまった」と唇をかんだ。

 しかし0―6から打線が奮起した。3回に栗原が二ゴロの間に1点を返して反撃ののろしを上げると、4回には正木が7号ソロで加点。さらに5回は今宮が適時二塁打、栗原が連夜の19号2ラン、なおも2死満塁で今宮が逆転の3点二塁打を放った。3番手として5回の1イニングを抑えた又吉が、今季初勝利をマークした。

 ソフトバンクの6点差以上の逆転勝ちは、2013年9月18日の楽天戦(Kスタ宮城)で一時2―8から11―10に逆転して以来。“持ってるルーキー”が黒星を帳消しにした。

 しかし気になるアクシデントも発生した。和田が緊急降板した。1点リードの6回から4番手として救援登板。先頭の森を一ゴロに仕留め、一塁カバーに入って打者走者との競争に競り勝ち、右足で一塁を踏んだ。しかし直後、左足付け根を拳で叩くなど、気にするしぐさを見せた。トレーナーに伴われ、治療のためにベンチに下がったが、そのまま交代となった。

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