東京ＧＢ、今季ホーム動員数「１０万人」突破へ 古賀主将「バレーが楽しいと体現」…開幕戦は本田翼、スカパラ来場

大同生命ＳＶリーグ開幕で２０２４―２５年シーズンの目標に「優勝」を掲げた東京ＧＢ

　今月新たに開幕するバレーボールの新リーグ「大同生命ＳＶリーグ」に参加する男子の東京グレートベアーズ（ＧＢ）は２日、ホームアリーナの国立代々木競技場第二体育館のコート上（東京・渋谷区）で２０２４―２５年シーズン開幕会見を開いた。約２００人のファンが集った会場で、主将のリベロ・古賀太一郎は「今季の目標はキャプテンのインタビューでスベらないこと（笑い）」と意気込むが、拍手はまばら。仕切り直し「昨季の悔しさを胸に、夏場に準備してきたので、一緒にプレーオフに進出して、その先の夢に向かって、バレーボールが楽しいと体現していきましょう」と声を張り上げた。

　前身Ｖリーグ昨季はプレーオフに一歩届かず、７位だった。今夏のパリ五輪でセッターの深津旭弘は「昨季は本当に悔しかった。あと１点、あと１試合が達成できなくて悔しかった」と思い返した。今季は開幕から来年４月までにレギュラーシーズン（ＲＳ）４４試合を戦い、上位６チームが同５月のチャンピオンシップに進み、日本一を決める。「（昨季は）可能性は感じていた。まだまだ成長できるチーム。一丸となって、まずは（上位６チームの）ファイナルステージに進めるように」と雪辱を誓った。

　１２日にホームの東京体育館（午後４時５分開始予定）で開幕し、ＷＤ名古屋と対戦する。開幕戦は豪華なゲストが登場する。女優でモデルの本田翼が始球式を務め、人気バンドの東京スカパラダイスオーケストラも来場する。選手は、スカパラが生演奏するチームのテーマソング「北斗七星」に合わせて入場する。チームの練習中も流しているといい、古賀は「気分が上がる」と笑顔を見せた。

　久保田健司代表取締役は今季のホーム総来場者数の目標として、昨季の６万２８５９人を上回る「１０万人」を掲げた。深津は「（会社も）２時間のショーみたいな興行で応援してくれるからこそ、僕らが成り立っていることを体現してくれている。僕らは、プレーはもちろん応援してくれる方々に恩返しできるのはコート外にもあると思うので、意識しながら。いかに見に来てくれた方に喜んでもらえるか、考えながらコート内外で取り組んでいきたい」と意気込みを示した。