香川友 レギュラーツアープロ初戦へ平常心で「上位を目指していけたら」…３月に史上最年少プロ転向

アプローチショットの練習をする香川友。左は父・正宏さん　（カメラ・馬場　秀則）

◆男子プロゴルフツアー　ＡＣＮ選手権　プロアマ戦（２日、兵庫・三木ＧＣ＝６９９３ヤード、パー７１）

　３月に１５歳７か月１３日の史上最年少でプロ転向した香川友（とも、代々木高１年）が練習場で最終調整した。レギュラーツアーでのプロデビュー戦を迎える注目のルーキーは「いつも通りやったら、スコアが勝手についてくると思う。予選通過することと、通ったら上位を目指していけたら」と平常心でのプレーを心がけると意気込んだ。

　現在はツアー最多９４勝の尾崎将司に師事。１０日に一度のペースでジャンボ邸を訪れ、タイヤ引きなどのトレーニングを行っている。練習の合間には、尾崎とともに昼食を取ることも多いという。「だいたいメジャーリーグか、甲子園を見ている」と憧れるドジャース・大谷翔平投手のプレーを見て刺激を受けている。

　現在の平均飛距離はキャリーで２９０ヤード。ギャラリーに見てほしいプレーは「ドライバーで飛ばすところと、ウェッジで色んな技をやるのが好きなので、それをやっていけたら」。コースは自身向きだと話し、緊張もないという。ジャンボのまな弟子の大型新人が、いよいよベールを脱ぐ。

　◆香川　友（かがわ・とも）２００８年７月３１日、千葉・野田市生まれ。１６歳。１歳から父が経営する練習場で打ち始める。ドライバーの平均飛距離は３００ヤード。２２年４月の関西オープンでツアーデビュー。昨年秋に行われたツアー出場権をかけた予選会で３次に進出し、３月に中学卒業と同時に最年少でプロ転向。通信制の代々木高に進学。１７６センチ、１０５キロ。