【広島】ＣＳ完全消滅…８月終了時の首位からＢクラスは史上初の屈辱 球団最悪タイの敵地１２連敗

ベンチで呆然とする新井貴浩監督　（カメラ・佐々木　清勝）

◆ＪＥＲＡセ・リーグ　ヤクルト５―３広島（２日・神宮）

　広島は、今季１４１試合目で４位が確定した。９月４日まで首位をキープしながら、６年ぶりのリーグ優勝を逃すどころか、歴史的な失速でＢクラスに転落した。８月終了時点で首位だったチームが３位になった例は両リーグともに過去２度あるものの、４位以下は史上初の屈辱だ。

　９月は球団ワーストでセ・リーグのワーストにも並ぶ月間２０敗（５勝）。９月１日までの２連勝を最後に一度の連勝もなく、９月以降だけで４度目の４連敗。１９５６、５８年に並ぶ球団最悪タイのビジター１１連敗。２試合を残してシーズン負け越しも決まった。

　先発・床田は今季最短の２回５失点ＫＯ。ヤクルト・青木の引退試合という独特の雰囲気にのみ込まれるように序盤からリズムをつくれなかった。今季ラスト登板で自己最多更新の１２勝目を手にできず、逆に自己ワースト更新の９敗目。同じく１１勝だった昨季も９月以降に４戦１勝でリーグ優勝を逃す要因となったが、今季も５戦未勝利と苦しんだ。